元気を補給してくれる!ひたすらハッピーで豪華なミュージカル映画!「マンマ・ミーア!」フィリダ・ロイド監督 メリル・ストリープ主演
ウチの妹たちは歌がとても上手い。
そしていつも大声で歌って踊っています。
双子なのでハモリも絶妙。
でも、早朝や深夜に歌われるのはすごく嫌。
とても迷惑です。
文句を言うと2倍にして返されるので息子も私も我慢をしています。
ほんと、嫌。
しかし、私がまだ訓練校の講師として在籍していた頃のある日。
1日の業務の締めである日報を書き終えて、自主学習をしている生徒さんの様子を見ようと事務所から廊下に出たとき、教室から大きな笑い声が聞こえてきました。
「何か面白いことあったのかな?」
ニヤニヤしながら教室のドアを開けた私を見て、教室にいた数人の生徒さんはまた大爆笑。
「えっ?何よ?」
という私に1「人の生徒さんが
「廊下でアニーの“Tomorrow”歌っていたの先生でしょ?」
とまた爆笑。
そうです、私、自分でも気づかないうちに大声で「Tomorrow」を熱唱していたようです。
「トゥ~モォロォ~♪トゥ~モォロォ~♪」
ヤダ、私もか。
さて今回ご紹介する映画は「マンマ・ミーア!」です。
ABBAの名曲「ダンシング・クイーン」で盛り上がりましょう!
では、あらすじを簡単に。
~ギリシャの小島で小さなホテルを経営するドナの一人娘ソフィは、恋人スカイと結婚直前。彼女の夢は結婚式のヴァージンロードをまだ知らぬ父親のエスコートで歩くこと。ドナの古い日記を読んだソフィは、内緒で父親の可能性がある3人に式の招待状を出してしまう。するとそれに応じた3人、サム、ハリー、ビルが島にやって来ます。ソフィはドナに内緒にするために三人を物置小屋に押し込め隠そうとしますが、すぐにドナに見つかってしまう。父親が突然現れたことでソフィがショックを受けるだろうと思ったドナは大慌て。それぞれが勘違いしたままついに結婚式前夜を迎えるのですが。
この作品は、世界的に有名なスウェーデン出身のポップ音楽グループABBAの曲をベースにした、ミュージカル『マンマ・ミーア!』を映画化したものです。
ABBAのメンバーで作曲家のベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァースがエグゼクティブ・プロデューサーを務めています。
(カメオ出演もしています。探してみて!)
さて、この作品、キャストも豪華です。
ドナを演じるのは「ソフィーの選択」「プラダを着た悪魔」…
作品を上げればきりがない、大女優メリル・ストリープです。
シリアスからコメディーまで幅広くこなす確かな演技力にいつも魅了されます。
個人的には「永遠に美しく」の老いに全力で逆らおうとする女優役が好きです。
そして彼女の娘ソフィを演じるのは、これもミュージカル映画「レ・ミゼラブル」でコゼットを演じたアマンダ・セイフライドです。
透き通った歌声が心に沁みまくりでした。
「マンマ・ミーア!」でもABBAの楽曲を吹き替えなしで歌唱しています。
そして3人のパパ候補?たちも5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンを始め「英国王のスピーチ」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したコリン・ファース、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのステラン・スカルスガルドと強者揃え。
もう誰が父親でも文句はない。
(ちなみに、ステラン・スカルスガルドは「IT~それが見えたら終わり」で怖~いピエロを演じたビル・スカルスガルドのお父さんです)
全編、夢のように美しいギリシャのエーゲ海をバックに繰り広げられるストーリーは、明るくて楽しくてハッピー!の一言。
更にABBAの名曲が気分を盛り上げてくれます。
ミュージカルが苦手な方もこの作品はストーリーと音楽がマッチしているので、楽しめると思いますよ。完成度がとても高いです。
弱った心を元気にしてくれる、そんな作品です。
こんな時だからこそ、一緒に歌って踊っちゃおう!
※画像はAmazonより引用させていただきました