ヘルスケア「48手ヨガ-江戸遊女に学ぶ女性ホルモンと体力活性法-」鈴木まり著 女性の悩みを解決

早いもので今年も残すところあとわずかですね。
このシーズンは忘年会・お正月・新年会などで、何かと不摂生が続く時期かと思います。
そして気づけば「◯Kgも太ってた！」というのは、お正月明けあるあるですよね。
そこで今回私がご紹介するのは、鈴木まりさんの「48手ヨガ」。
48種類のセックスの体位を元に作られたヨガのエクササイズです。
これを行うことで、ホルモン分泌を活性化させ痩せやすい体質を手に入れられるというものです！

「え〜！四十八手ってアレでしょ？」と卑猥なイメージを抱く方も多いと思いますが、男女の交わりというのは古来の「養生法」だったそうです。
四十八手のルーツはアーユルヴェーダとヨガが深く関わっており、決してイヤらしいものではありません。
そしてこれらは女性の身体にとってとても大切な事なんです。
みなさんはこんな経験ありませんか？
男性と交わった後、なんとなくボディラインがスッキリしたなぁ・・・というような経験。
私はその経験から、「もしかするとセックスはとても身体に良いエクササイズなのでは？」と思い色々調べてみたところ、その答えをくれたのが「48手ヨガ」でした。

・上手にリラックスをしてホルモンバランスを整える
・大きな筋肉を刺激し体力強化
・ストレスを発散させる
・ストレッチとリンパケアでしなやかなカラダをつくる
・セックスの所作を取得し、パートナーとのラブワークを充実させる

（本書「48手ヨガ」より抜粋）

「ヨガ」と聞くと、瞑想したりアクロバティックなポーズをとったりするイメージがありますが、48手ヨガはいたってシンプル。
ヨガ未経験者でも気軽に始められる内容です。
寝た状態＆座った状態でするものがほとんでなので、寝る前に行ってみるといいかもしれません。
身体への負担もなく一通り行った後は体がポカポカして、ぐっすり眠ることができます。

骨盤底筋（図参照）という筋肉を鍛えることで、冷えや月経痛、尿もれなどを防ぐことができます。
昔の女性は日常生活の中でこの筋肉を自然と使っていたので、現代の女性のように冷えなどに悩まされることは少なかったと言われています。
最近では「膣トレ」などの骨盤底筋を鍛えるエクササイズが注目されています。
それだけ女性にとって大切な筋肉なんですね。

「毎日する必要はありません。」
そのように書いてあり私は「本当に？」と思いましたが、そう言われると少し気が楽になるような感じもします。
私は最初の数日は張り切って頑張るのですが、しばらくすると飽きてしまっていつも続かないんです。
「毎日しなければならない」義務感がストレスになってしまうんですよね。
私は48手ヨガを3日に一回くらいのペースで、思い出したタイミングで3ポーズほどやるようにしています。
おかげさまでもともと生理不順だったのですが、最近では毎月ちゃんと生理が来るようになりました。

性の悩みってなかなか人には相談しづらいですよね。
この本はそういった人に言いづらい性の悩みについても、丁寧に解説されています。

「48手」と聞くと少し抵抗感を抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、本書には男女の交わりのルーツから必要性まで、とても分かりやすく楽しく書いてありますので、抵抗なく読むことができると思います。
体を引き締め、ホルモンバランスを整えながら女性らしい体を作る。
さらには素敵なセックスライフを送るためにも大変役立つ一冊です。

48手ヨガ -江戸遊女に学ぶ女性ホルモンと体力活性法-
著者：鈴木まり
出版社：駒草出版
発行：2018年10月27日

※書籍画像はAmazonより引用しました
※骨盤画像はhttps://www.bodybook.jp/entry/201709/doctor24vol1.htmlより引用しました