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祝復活!今だからこそ見たい東京事変のおすすめミュージックビデオ5選



2020年の閏日に約8年ぶりの復活を果たした伝説のバンド、東京事変。
独特の世界観で多くのファンを魅了し続ける椎名林檎、星野源などのサポートギタリストとしても活躍する浮雲。
aikoやCharaなどのサポートキーボーディストである伊澤一葉、超人気バンドRADWIMPSのサポートドラマーを務めた刃田綴色。
そして大物アーティストに引っ張りだこの名プロデューサー、ベーシスト亀田誠治。
編成するメンバー1人1人が超弩級のプロミュージシャンであるこのバンドがいかに大きな存在であり、そんなこのバンドの復活がどれだけ喜ばしいかということが皆さんにも伝わるでしょうか。

世界を覆う憎き病、新型コロナウイルスによって復活ツアーを中断せざるを得なくなってしまった彼らですが、そんな今こそ東京事変のこれまでの名曲を聴き、改めて復活の喜びを噛み締めようではありませんか。
というわけで今回は彼らの楽曲の中でも、特に皆さんにご覧頂きたいMVを5本ご紹介したいと思います。

◆修羅場

まずご紹介するのは「修羅場」。
ドラマ「大奥」の主題歌として、煌びやかな愛憎渦巻く時代劇を彩った1曲でもあります。
このMV、演出としては非常にシンプルなのですが、色の持つ力を最大限に発揮させたことで衝撃的な映像を作り出した作品とも言うのでしょうか。
表現の1つとして、単色の色をここまで強烈に使って強い印象を放つMV作品は類を見ないのではないかと思います。
メンバーの肌や髪でさえも染め上げた真っ白な光景は、バンドの神秘性にも非常によくマッチしていますね。
先述した衝撃的なシーンは3分40秒頃から展開されているのですが、少しショックの強い光景となりますので閲覧は自己責任でお願い致します。
とはいえここまで衝撃的な映像であるにも関わらず、直接的に年齢制限などに掛かるものは一切ないというのも、この映像のある意味恐ろしい所ではあるのですが。

◆女の子は誰でも

先ほどのMVから雰囲気は一転して、こちらの「女の子は誰でも」はメンバーのキュートさを存分に楽しむための映像となっております。
椎名林檎の可愛さと言えば、「群青日和」のMVの最後のシーンが最も話題に上るかと思いますが、この曲のキュートさもそれに匹敵すると言っても過言ではないでしょう。
開始5秒での彼女の表情が、まず最初の必見ポイントです。
曲の中で終始展開される彼女の鮮やかなファッションの七変化にだけではなく、お茶目で愛嬌のある小さな仕草にも、男女問わず大勢の人々が心を掴まれることでしょう。
さらにこのMVでは椎名林檎とは対照的な、演じ慣れていない男性メンバー4人の姿にも注目です。鮮やかで華麗な彼女のモーションとは違い、エスコートやダンスなどにどこかぎこちなさの残る彼らの姿も微笑ましいもの。
しかし楽器を携えれば一転、いつも通りのクールなミュージシャンらしい姿を垣間見ることもできるので、そのギャップもこの映像の1つのスパイスと言えるのではないでしょうか。

◆新しい文明開化

続いての「新しい文明開化」も、映像を通してメンバー全員のお茶目でシュールな姿を楽しむことができるMVです。
映像のおすすめポイントを全て挙げていくと日が暮れてしまいますのでいくつか厳選させてもらうと、まず目を引くのは椎名林檎の華奢ですらっとした手足。
女性なら誰しもは一度憧れるプロポーションなのではないでしょうか。
そして全体的に過剰すぎるギター浮雲の挙動不審な動きや、演奏中に孔雀のように衣装の羽を広げる伊澤一葉、途中に登場してくる「新しい亀田誠治」など、見るものをクスリとさせるようなシュールな演出の数々。
ギターソロ中に展開される、飛行機の機内を思わせるシーンでのメンバーそれぞれの動きや、その後の手旗信号のシーンの表情にも注目して頂きたいです。
冒頭にも述べたように、大物という大物ばかりが集ったこの東京事変というバンド。超一流のミュージシャンである彼らの普段のクールな姿とは違う、お茶目なギャップが満載の映像として楽しめる1曲なのではないかと思います。

◆今夜はから騒ぎ

そしてこの「今夜はから騒ぎ」では、そんなメンバー全員が出演するちょっとしたショートストーリーが楽しめます。
大量の札束が舞う中で、それぞれの衣装を身にまとい1人ずつ署名をしていくメンバー。
大正や明治の時代設定を思わせるかのようなこの光景は、さながら嘘と欺瞞に満ち溢れた裏社会の組織の同盟締結シーンとでもいいましょうか。
派手な演技こそありませんが、どことなく危険な香り漂う彼らの物語が浮かび上がってくるような、そんな映像として楽しめる作品です。
妖艶なチャイナドレス、規律を思わせる日本の軍人、どことなく胡散臭さの漂う僧侶、気品を感じさせる音楽家、そして怪しさ漂う異国の要人。
メンバー1人1人の衣装がまったくテイストの違うものになっているのも、より映像の物語性を色濃く映し出しているように感じます。
ファンからしてみれば、衣装の雰囲気がメンバーそれぞれにぴったりとマッチしているところも非常に推したいポイントです。
最後の5人が並んで歩いてくる姿は、それだけでも非常に絵になるシーンとなっているのではないでしょうか。

◆永遠の不在証明

最後にご紹介したいMVはやはり、復活後、撮れ立てほやほやの彼らの近影となる「永遠の不在証明」。
劇場版名探偵コナンシリーズの主題歌として抜擢されたこの曲。
彼らの十八番となるクールでタイトな中に不穏な空気を纏ったサウンドと、音楽を引き立てるMVがこれまた素晴らしい作品です。
8年の時を経てより深化した彼らの魅力と素晴らしさが存分に詰まった1曲なのではないででしょうか。
映像の舞台設定は撮影監督曰く、東京タワー2020階の彼らのアジト。
異星を思わせる光景の中に近未来的な装置の置かれた、ミステリアスな彼らに相応しい演出がなされていますね。
またこの映像、実は椎名林檎の楽曲「神様、仏様」「鳥と蛇と豚」のMVに登場するシーンが伏線的に多数散りばめられているのです。
MVをご覧いただいた皆様にはぜひ併せてそちらのMVもチェックして頂いて、散りばめられた伏線回収を楽しんで頂ければと思います。

8年前の閏日に解散し、2020年という記念すべき年のこれまた閏日に鮮やかな復活を遂げた東京事変。
彼らの大躍進は、これからもまだまだ私たちの期待をゆうに超えて続いていくことでしょう。

※画像は公式サイトより引用させていただきました

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