「横浜美術館開館30周年記念 オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たちへ」を観てきました。
教科書に載っているような誰もが知る名画がたくさん展示されていて、30周年の気合いを感じます。
画商兼コレクターのポール・ギヨーム氏が亡くなったあと、妻のドメニカさん（本名ジュリエット・ラカーズ）が最終的にフランスに売り払ったため、パリにあるオランジュリー美術館でこれらの作品を観ることができるわけですが…
ギヨーム氏亡きあとにモロッコで石炭開発事業を手掛け莫大な財産を手にした建築家ジャン・ヴァルテル氏と再婚し、殺害しようとしたり。
ギヨーム氏のコレクションを売ったお金で自分好みのゴージャスな内装の自宅や美術品を手に入れたり。
２番目の夫を殺害したのを隠蔽して貰うために国に美術品を売ったんじゃないか疑惑が出ていたり。
愛人がいたとかいないと言われていたり。
まぁまぁ波瀾万丈な未亡人生活だったようです。
SNSがあったら大炎上していたでしょうね。
展示されている作家が以下のように13人と多いので、美術史に詳しい方でないと「誰と誰がどんな関係だったっけ？」と混乱します。
もちろん私は右往左往しました。
場内に年表がありとてもわかりやすいのですが、事前に以下の皆さんと多少の時代背景を調べて行けばより楽しめると思います。
※概ね公式サイトに書いてあります
・アルフレッド・シスレー
・クロード・モネ
・オーギュスト・ルノワール
・ポール・セザンヌ
・アンリ・ルソー
・アンリ・マティス
・パブロ・ピカソ
・アメデオ・モディリアーニ
・キース・ヴァン・ドンゲン
・アンドレ・ドラン
・マリー・ローランサン
・モーリス・ユトリロ
・シャイム・スーティン
企画展は個人差がありますが60〜90分で回れると思います。
しかし今回はなんと「横浜美術館開館30周年記念／横浜開港160周年記念 横浜美術館コレクション展」も追加料金なしで観られるので、時間がたっぷりある時に行くと存分に堪能できるのではないでしょうか？
勝手気ままにアートを楽しむ時間って、とっても幸せになれますね。
場所：横浜美術館
住所：〒220-0012 横浜市西区みなとみらい3-4-1
開催期間：2019年9月21日［土］〜2020年1月13日［月・祝］
毎週木曜日（12月26日は開館）、2019年12月28日［土］～2020年1月2日［木］は休館
開場時間：10:00〜18:00
※会期中の金曜・土曜は20：00まで開館
（ただし、9/27〜28、1/10〜12は21：00まで）
※入館は閉館の30分前まで
公式サイト：https://artexhibition.jp/orangerie2019/
