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よく噛むだけで痩せるってホント?ダイエットだけじゃない美効果とは

ダイエットや腸活のコラムを読むと頻繁に「よく噛む」という言葉が出てきますよね。適切な量で満腹感を得られ、消化も良くなることからダイエット効果も期待できるといいますが、実際はそれ以上のメリットが望めるのです。

どのような美効果があるのか、ひとつずつ見ていきましょう。

よく噛むことで期待できる美効果
少量でも満腹感を得やすい

ご飯を食べ始めてから満腹中枢が刺激されお腹がいっぱいだと感じるまでに、大体20分かかるそうです。ですので早食いだと満腹だと感じる前に食べすぎてしまい、カロリーオーバーになってしまうことが多くなります。
噛む回数を増やせば、自然に食事の時間がゆっくりになるため、脳が正しく「満腹だ」と認識できるように。つまり食べ過ぎを防ぎ、ダイエット効果が期待できるのです。

消化吸収が高まる

よく噛むことで、食べものがすりつぶされて胃腸にかかる負担が軽くなります。また、唾液から消化酵素のアミラーゼが多く分泌されるため、消化力が高まります。
実は、基礎代謝の中でエネルギーを消費する器官の38%は内臓です。消化力が高いと活発に胃腸が動いてカロリーを消費します。内臓脂肪を減らし、ほっそりとしたウエストを手にいれるためにも、よく噛んで食べることを意識しましょう。

小顔効果

よく噛むことで、表情筋が自然に鍛えられます。噛むときに使われる咬筋(骨格筋)は、口の周りにある口輪筋や頰筋などの筋肉を刺激するため、ほうれい線やぼやけたフェイスラインへアプローチします。
表情筋トレーニングがよいとわかっていても続かないという人でも、食事の時に「よく噛むこと」を意識するだけならできそうですよね?
口元美人になれるのはもちろん、筋肉は複雑に連動して動くため顎舌骨筋や胸鎖乳突筋などのあごの下や首周りの筋肉も鍛えられ、すっきりとしたデコルテも手に入ります。

アンチエイジング

よく噛むことで、若返りホルモンと呼ばれる唾液の中に含まれる唾液腺ホルモンのパロチンの分泌が促されます。
パロチンとは成長ホルモンの一種で、皮膚の新陳代謝を活発にする働きがあると言われています。

美効果が高まる噛み方

噛むという行為は誰もが自然に行っていますが、正しい噛み方は意外とできていないものです。
せっかく噛むなら、より美効果の高まる噛み方をしましょう!

唇は閉じたままで左右均等に噛む

よく「30回噛むのが理想」と言われますが、実際に30回噛むと口の中に違和感がある・味がよくわからなくなると感じるでしょう。30回というのは、ナッツなど硬いものを消化吸収しやすくするために必要な回数です。現代の食事は全体的に柔らかくなっているので、30回も噛む必要はありません。

回数よりも大切なのは噛み方です。食べものを口にいれたら唇を閉じ、口角をあげて噛みます。多くの人は噛み方のクセで、左右どちらか一方だけで噛んでしまう場合が多いのですが、均等に噛むように意識しましょう。

回数を意識するよりは、一口の量に気をつけて。正しい噛み方でしっかりと噛める量を口に運んでくださいね。回数にこだわらず自分で「しっかりキレイに噛めたな」と思えればOKです。

背筋を伸ばしてキレイな姿勢で噛む

噛む時の姿勢も大切です。スマホを見ながら食事をするなど猫背の状態で噛むと、下顎が前に出やすく食べものが前歯の方へ移動してしまいがちになります。
下を向くと口角が下がりやすくなるため、姿勢を正してキレイな口元で奥歯を使って噛むことを意識しましょう。

また、噛んでいる間はお箸をテーブルに置くのもおすすめです。お箸を持ったまま噛んでいると、飲み込む前につい次に食べるものを用意してしまいがちです。お箸を一旦置くことで早食いも防止できます。

毎日の食事時間でもっとキレイに

美効果の高い噛み方は、美しく食事をする方法でもあります。食べる姿の美しい人は、それだけで魅力的ですよね。
ひとりで食事する時からキレイに噛むことを意識していると、誰かと食事をする時に自然に美しい所作で食べることができるようになります。しっかりキレイに噛んで、内側も、まわりからの印象も魅力的な女性を目指しましょう。

参照元:特定非営利活動法人 日本咀嚼学会「日本咀嚼学会からの発信(1)」

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