ストレスを癒す音楽ならコレ!スピッツのおすすめ名曲5選



季節が少しずつ夏らしくなってきた今日この頃。
ですがまだまだ新型コロナウイルスの影響は大きく、遊びに出かけるのはちょっと…という方も多いのではないでしょうか。
一方で長期的なお出かけ自粛により、心と身体の調子があまりよくない…という方も、少しずつ増えてしまっているようですね。

多くのファンに愛され続け、まもなくメジャーデビュー30周年を迎えるスピッツ。
彼らの音楽が大勢の人々に愛される理由は、そんなちょっぴり元気がなくなっている人たちを癒す力があるからではないかと思います。
今回は、コロナ禍でストレスを抱える皆さんを彼らの音楽で癒すべく、今だからこそ聞いて頂きたいスピッツの名曲5選をお届け致しましょう。

スピカ


まず最初にご紹介したいのはこちらの「スピカ」。
1998年に発売されたシングル曲ですが、発売から20年経っても未だに色褪せる事のない名曲として支持の高い1曲です。
少し前にSNSで、「衝撃を受けたスピッツの歌詞」というハッシュタグが流行っていた時期がありました。
その際にこの曲の「幸せは途切れながらも 続くのです 続くのです」という部分について非常に多くの方々が触れていたのが、とても印象に残っています。

止まない雨はない、明けない夜はない。
「辛い時期もいつかは必ず終わる」という題材は多くの人々が言葉にし、表現してきました。
ですが「それにしたって辛いもんは辛いし、そんな言葉は耳にタコができるほど聞かされてきた」なんて食傷気味になっている方も多いのではないでしょうか。
しかしスピッツの魅力が凝縮された「スピカ」のフレーズは、いつ聞いても心の棘を抜いてくれるような、心の奥から穏やかな気持ちを呼び起こしてくれるような。
辛い時期は必ず終わって、幸せな日々がまたいつか必ず帰ってくる、というような希望を感じさせてくれます。
あるいは何気ない普段の日常や、ぼんやりとニュートラルに過ごす今の瞬間こそが、幸せと呼べるような時間なのかも。
「スピカ」の歌詞は、そんな風に思わせてくれる優しさに満ちています。

愛のことば


続いてご紹介するのは「愛のことば」。
元々この曲は1998年発売のアルバム「ハチミツ」に収録された1曲で、当時彼らのシングル候補曲の1つだったそう。
2014年に柳葉敏郎主演のドラマ「あすなろ三々七拍子」の主題歌に起用されたことで、より多くの人に認知されることとなった楽曲ですね。
スピッツファンはご存知のことかもしれませんが、ボーカルである草野正宗さんは以前、自分の書く歌詞は全て2つのテーマだけを元にしている、と語っています。
そのテーマとは、「セックス」と「死」。
多くのスピッツ愛好家が、この発言を元にスピッツの様々な楽曲の歌詞を考察しているようですよ。
私個人としては、この2つのテーマが最も色濃い1曲がこの「愛のことば」なのではないかと思っています。
人々を強く惹きつける人の魅力の中に「色気」というものがありますね。
いわゆる色気のある人というのはとても魅力的に映ると思うのですが、色気の中でも特に、その人の「死生観」が滲み出る色気は、非常に強く人を惹きつけるものだと思っています。
少し前にその独特の感性や艶やかな雰囲気で、世の多くの男性を虜にしたことで知られる壇蜜さんなどはその最たる例でしょう。
グラビアアイドルからタレントへと転身した彼女ですが、実は元々葬儀場で働いていた時の経験が、今の彼女を形作っているんだそうです。
死生観から漂う色気。
それが凝縮されたのが、まさにこの「愛のことば」という曲なのではないでしょうか。

スターゲイザー


今や日本中で知らない人はいないであろう国民的バンド、スピッツ。
皆さんがスピッツというバンドを知ったきっかけ、好きになったきっかけは一体どの曲でしたか?
これだけ多くの名曲を排出しているバンドですから、きっと彼らとの出会いも、本当に人によって様々なのではないかと思います。
ちなみに筆者の場合は、こちらの「スターゲイザー」。
同年に発売された「正夢」の陰に隠れがちではあるのですが、こちらも非常に素晴らしい楽曲です。
もちろんそれ以前にも「空も飛べるはず」や「ロビンソン」、「チェリー」などは知っていました。
ですが、スピッツというバンド自体には当時あまり興味が湧かなかったんですよね。
(曲は知っているけど、アーティストのことはあんまり…なんてこと、皆さんにもありませんか?)
それから少し後に音楽にのめり込み始めた頃、確か発売されたばかりだったこの曲のMVをテレビ見たのです。
そこで初めて、スピッツってこんな人たちなんだ、すごく素敵な曲を作るバンドだな、という認識が、今思えば私の中に生まれたような気がしています。
ポップなサウンドやMVの中に見え隠れする、少し退廃的で寂しげな雰囲気。
スピッツの持つ影の部分に強く惹かれたことで、スピッツというバンドの存在が強く私の中にインプットされた、そんな思い出のある楽曲です。

群青


現在少しずつ外出自粛が緩和され、街に出かける人もちらほら増えてきていますね。
ですがまだ三密の環境はちょっと…ということで久しく行ってない方も多いかと思うのですが、皆さんはカラオケ、お好きですか?
スピッツは誰でも知っている曲が多くありますし、何より歌いやすい!ということで、カラオケで重宝している方も多いのではないでしょうか。
なぜカラオケの話を唐突に始めたかというと、私がカラオケに行ったときによく入れるスピッツの曲が、群を抜いてこの「群青」だからです。
私の歌の上手下手はさておいて…、この曲を入れるときは、必ずMVありきで入力するようにしています。
なぜかというとこのMV、見ていて思わず笑みがこぼれるような、癒されるような映像になっているんですよね。
映像に出演しているのはスピッツのメンバーと、なんと可愛いウサギに扮したお笑い芸人アンガールズの2人。
少し前にキモ可愛い、なんて言葉で人気を博していたアンガールズですが、この映像でスピッツのメンバーと絡む様は「ユルい」の一言に尽きるとても微笑ましいもの。
慣れない様子で2人とダンスを踊るボーカル草野正宗さんの姿も、一見の価値ありの映像です。
ぜひコロナ禍で少し荒んだ心を、このMVを見て癒して頂ければと思います。

優しいあの子


最後にご紹介したいのは「優しいあの子」。
言わずと知れたNHK朝ドラ「なつぞら」の主題歌になった1曲です。
この曲の素晴らしさはすでに周知の事実であるかと思いますので、最後にこの曲に纏わるスピッツの豆知識を1つだけご紹介致しましょう。
この曲がNHK朝ドラの主題歌に抜擢されたことで、2019年の紅白歌合戦では、ついにスピッツが初出場か!?なんて噂が一時期出回りました。
実は30年近くの長いキャリアを誇りながら、これまで一度もスピッツは紅白歌合戦に出場した経験がありません。
その理由にも、実は様々な説が飛び交っていたんです。
草野さんがテレビ出演を苦手としているから、そもそも紅白歌合戦に興味がないから、等々…。
個人的には「年末は家でゆっくりしたいから」というスピッツらしい微笑ましい理由を推したいところです。
結果としてこの年の紅白歌合戦にも、スピッツは出場しませんでした。
2019年の年の瀬は「紅白で見たいけど無理はして欲しくない」という複雑な気持ちを抱えたスピッツファンも多かったのではないでしょうか。

このコロナ禍でも、きっと大勢のストレスを癒してくれるであろうスピッツの名曲。
そんな中、新曲「猫ちぐら」が6/26に配信リリースされることが発表となりました。
STAY HOME期間中にリモートで制作されたそうですよ。
どんな素敵な曲が私たちのもとに届けられるのか、今からとても楽しみですね。

※画像はスピッツ公式サイトより引用させていただきました

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