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菅田将暉×石崎ひゅーい「糸」中島みゆきの名曲をカバー!映画と一緒にあわせて楽しんで



日本の女性歌手の中でも、ひときわ輝く存在である中島みゆき。
「地上の星」「時代」「銀の龍の背に乗って」など、幅広い世代の人々から支持を受ける名曲を多数生み出した素晴らしいアーティストですね。
そんな彼女の曲の中でも、ここ十数年で特に多くの人々に愛される楽曲となったのが「糸」。
なんと2020年7月現在、計30組以上のアーティストにカバーされている、まさに稀代の名曲と呼べる1曲です。

実は、この楽曲を元に制作された映画が2020年8月に公開されます。
映画の主演はつい最近、世間を賑わせた芸能人カップルである俳優・菅田将暉と女優・小松菜奈。
映画の公開に先駆けた応援ソングとして、この「糸」を主演である菅田将暉がカバーしたのですが、皆さんご存知でしたでしょうか?

今回リリースされた「糸」は菅田将暉と、彼と旧知の仲でもあり、映画「糸」にも出演している石崎ひゅーいとのデュエットソングです。
また楽曲のプロデュースには、映画の劇伴を担当した亀田誠治が携わっています。
多くの人に愛されたこの名曲の新たなバージョンが、彼らの手によって世に生み出されました。

菅田将暉はその類稀なる演技力で、実力派として絶大な人気を誇っています。
また同時に音楽の素養と抜群の歌唱力を持ち、ミュージシャンとしても活動の幅を広げています。
「天に二物を与えられた者」とは、まさに彼のような人物の事を表現する言葉なのでしょう。

そんな彼が歌う今作の「糸」。
この曲では彼の凛とした、真っすぐで伸びやかな声色が十二分に発揮されているのではないでしょうか。
楽曲の歌い出しを構成しているのは、アコースティックギターと彼の声だけ。
曲の中では比較的低めの音程だからこそ、彼の声の響きが非常に協調されたアレンジと言えるでしょう。
私たちがこれまで何度も聞いた事のあるフレーズであるにも関わらず、再生したその瞬間に、彼の織りなす歌の世界観にぐっと心を掴まれるような心地さえしてきます。
曲がBメロへと進行し音程が上がる中で、彼の声に応じるように盛り上がりを見せ始めるバックのストリングスやピアノ。
そして流れるようにサビを歌い上げる彼の声と、その上で呼応するストリングスの旋律もまた、非常に美しいメロディとなっています。

1番を菅田将暉が1人で歌い上げた後、楽曲はそのまま石崎ひゅーいが1人で歌う2番へと続きます。
2番の歌唱を聴き始めると菅田将暉と石崎ひゅーい、2人の声のコントラストもこの曲の聴き所の1つでもあることに気付かされます。
石崎ひゅーいの優しくも豊かな表現力を持つ歌声を聴いた後に菅田将暉の声を聴くと、彼の声の朴訥さや純朴さを感じる事もできるのではないでしょうか。
2人のアーティストがデュエットして、1つの曲を歌う。
普段ソロで歌っているアーティストがコラボレーションをすると、改めて彼らそれぞれの歌声の良さに気付かされることがありますよね。
今回の「糸」を聴いていると2人のコラボは、それぞれの歌声の良さが非常に明確に分かる、という意味では大正解とも呼べるデュエットなのではないかと思えてきます。
そして最後に揃ってサビを歌い上げる箇所では、ぜひ2人の声のハーモニーを楽しみながら聴いてみて下さい。
2人ともそれぞれ歌声に個性があるからこそ、このようにお互いを生かし合いながらメロディを紡ぐことができるのでしょう。
これまでの数々のアーティストのカバーに、負けず劣らずの作品となっているこのデュエット。
8月公開の映画とあわせて、ぜひ皆さんも楽曲を楽しんで頂ければと思います。


アーティスト:菅田将暉×石崎ひゅーい
レーベル:Sony Music Labels Inc.
発売日:2020年7月17日

※画像はAmazonから引用させていただきました

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