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エル・ファニングが“食べちゃいたいほど”可愛くて綺麗! サイコホラー 映画「NEON DEMON」

ナシでいいのに、、、。

長野県は緊急事態宣言が解除され、徐々に日常を取り戻すべく動き始めています。
コロナウィルス感染拡大前と同じ日常を送るのは、まだまだ無理だとは思いますが、正しく怖がり、注意しながら生活していきたいと思っています。

息子の高校も分散登校が始まり、学校生活も緩やかに始動し始めました。
久しぶりの登校はずいぶん楽しかったようですよ。

学校から帰った息子は
「これ、先生が渡しとけって」
と封筒を私に渡しました。
しっかりとした筆文字で私の名前が書いてあり、その横に
「二年D組 学級PTA会長」
と、ご丁寧に…。

忘れていた、いえ、忘れていたかった。
そうだ、私、今年学級PTA会長だった。
昨年の入学式後、くじ引きで当たってしまったのです。
嫌だ…。
本当に忘れていた。

ヤバイ、脳を覚醒しないと…。

ということで、今回ご紹介する作品は少々ハード気味。
映画「NEON DEMON」です。

では、あらすじを簡単に。

誰もが目を奪われる特別な美しさに恵まれた16歳のジェシーは、トップモデルになる夢を叶えるために、故郷の田舎町からロサンゼルスにやってきます。
人を惹きつける天性の魅力を持つ彼女は、すぐに一流デザイナーや有名カメラマンの目に留まり、順調なキャリアを歩みはじめます。
しかし、ジェシーに仕事を奪われたライバルたちは、彼女を引きずり降ろそうと、常軌を逸した復讐を仕掛け始めます。
しかし彼女の持つ生まれ持った天然の美しさには歯が立たず…。
そして、ジェシーも自身の中に眠っていた異常なまでの野心に目覚め、永遠の美のためなら悪魔に魂も売り渡すファッション業界の邪悪な力に染まっていきます

作品情報

監督はデンマーク出身のニコラス・ウィンディング・レフンです。
ハリウッドでの初監督映画『ドライヴ』(ライアン・ゴズリング主演)が2011年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映され、監督賞を受賞しています。
中間色が見えづらい色覚障害を持っており、色彩コントラストの強い独特な画面構成が特徴です。

主人公のジェシーを演じるのはエル・ファニングです。
2歳8か月から芸能活動をスタート。
お姉さんは同じく子役時代から脚光を浴びているダコタ・ファニングです。

ディズニー映画「マレフィセント」「マレフィセント2」で可憐なオーロラ姫を演じて注目されました。
透明感のある清楚なオーロラ姫、とても可愛らしかったです。
「NEON DEMON」では清楚さの中に危うさを潜めた少女を見事に演じています。

美人に生まれなくて良かった。

この作品は田舎娘のジェシーが究極の美を追求しながら、ファッション業界でのし上がっていく過程を美しく心象的に描いています。

鮮やかな色彩と煌びやかなネオン、それと対比する深い闇…。

映画の内容云々より圧倒的に美しい映像美を堪能する、感性で楽しむ映画だと思います。
やや不安感を煽る音楽も良きです。

もはや、エル・ファニングの長いプロモーションビデオのよう。
…。と思って何も考えずに観ていたのですが、後半の展開には思わず目を覆いそうになってしまいました。
脳みそにガツンときました。
もうビックリ!

永遠の美、完璧な美を追求することは、かくも人を狂わせるものなのでしょうか?
見た目の美しさに執着する様は“美”とは正反対で醜さ、恐ろしさを感じました。
しかし、この作品は「見た目がすべてではないよ、中身だよ」なんて生易しい教訓めいたメッセージは一切仕込まれてはいません。
全編どこを切り取っても美しい芸術性の高い作品です。

蜷川実花監督作品の「ヘルタースケルター」の世界観が好きな方はハマるかもしれませんよ。

※画像はAmazonより引用させていただきました

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