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若き日のヒース・レジャーが半端なく美しい!王道サクセスストーリー映画「ROCK YOU!」

馬上からの風景

20代の頃、妹と妹の友人のアケミ(仮)と韓国旅行に行ったことがあります。
韓流ブームなんてなかった頃です。
現地に住んでいる知り合いの女性にガイドしてもらい、3泊4日ソウルに滞在しました。

人生初の乗馬体験もしましたよ。

馬は、私の身長よりも体高が高かったので乗るのにも一苦労。
身長が150cmに満たない妹はもっと大変そう。

そして、高い!地面が遠い…。
高所恐怖症気味な私はなるべく地面を見ないようにしていました。

飼育員のオジサンが手綱を引いてくれ、ゆっくりと広場を周るのですが、後ろからくる妹はビビリまくり。
ワーワー言いながらただ馬の首にしがみついていました。
妹の馬、うんざりしたのかな?いきなり前にいる私の馬のお尻に噛みつきました。
びっくりした私の馬はいきなり走り出し…。

「ぎゃーぁぁぁぁぁ!!!」

よく落ちなかったと思います。もう二度と乗りたくありません。

さて、今回ご紹介する映画はヒース・レジャー主演「ROCK YOU!」です。

では、あらすじを簡単に

14世紀のフランス・イングランドでは、貴族や騎士しか参加できない馬上槍試合が盛んに行われています。
貧しい職人の家に生まれたウィリアムは、いつか騎士になることを夢見ていました。
息子の願いを知った父は、ウィリアムを従者としてエクター卿に託します。

ウィリアムが青年になったある日、馬上槍試合の最中に突然、エクター卿が亡くなってしまいます。
ウィリアムはエクター卿の甲冑を身に着け、エクター卿を装って試合に出場します。
辛くも勝利したウィリアムは、一月後、ルーワンで開かれる大会へ出場することを決意します。
従者仲間であるローワンとワットと共に。

旅の途中、博打で身包みをはがされたジェフリー・チョーサーと出会います。
作家だという彼に貴族証明書を偽装して貰い、ゲルダーランド出身の貴族「ウルリヒ・フォン・リキテンスタイン」として大会に出場するのですが…。

作品情報

監督はブライアン・ヘルゲランドです。脚本家でもある彼は、『L.A.コンフィデンシャル』や『ミスティック・リバー』の脚本を手がけたことで知られています。
監督作より脚本家としてのご活躍が目立ちます。
この作品でも脚本を兼務していますね。

主人公のウィリアムを演じたのは2008年に28歳という若さで亡くなってしまったヒース・レジャーです。
死後に公開された『ダークナイト』では主人公バットマンの宿敵ジョーカーを演じました。
圧倒的な狂気に悪寒を感じるほど…。
怖かった。
この作品で彼はアカデミー助演男優賞、ゴールデングローブ賞 助演男優賞、英国アカデミー賞 助演男優賞など主要映画賞を総なめにしました。

「ROCK YOU!」はハリウッド映画での初主演作です。

バラエティパック

ウィリアムが主人の甲冑を着て出場するオープニングから、いきなりQUEENの「We Will Rock You」が流れます。

もう、つかみはOKです。
のっけからテンションが上がります。
中世ヨーロッパとQUEENの楽曲の融合が素敵!

馬上槍試合を観戦する聴衆と一体になる感じ。
最高です。
サッカーやバスケなどのスポーツ観戦をしている気分を味わえます。

そして、ポール・ベタニー演じる、ジェフリー・チョーサーが試合前に選手紹介?するシーンは、格闘技のアナウンスのようです。
中世の世界観に絶妙に現代風味を取り入れています。

宮廷風のダンスにロック合わせるなど、抜かりはありません。

馬上槍試合に胸を熱くし、貴婦人との恋のやり取りにキュンキュンさせられ、友情と親子愛には泣かされます。

そして、ヒース・レジャーの美しさにハートは鷲掴み…。
彼はもうこの世にはいないけれど、作品の中ではいつでも会えますね。

色々と詰め込んだ、中身のチョイスが秀逸なバラエティパックのような作品です。

どんよりとした気分も晴れる、爽快なサクセスストーリーです。

※画像はAmazonより引用させていただきました

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