アートのまなざし

毎日を豊かにする「アートのまなざし」とは

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
私がこの記事を執筆しているのは2020年の4月です。
新型コロナウイルスが猛威を奮っており、なんだか鬱々とした気分になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな時こそ自分の心や身体を甘やかして、ゆったりとしたリラックス時間を過ごしてくださいね。

さて、今日は、私が普段の生活で取り入れている「アートのまなざし」について書きたいと思います。

「アートのまなざし」とは?

毎日の生活にアートそのものを取り入れようとすると、例えば絵を飾ったり、音楽を聴いたり、花を飾ったりといったことになるのでしょうか。
もちろんこれらも素敵ですが、アートに興味がない場合や仕事が忙しい人にとっては現実的ではないかもしれません。
かく言う私もクラシック音楽を聴き続けると気がついたら寝てしまっていたり、お花に水をあげるのを忘れて気がついたらしおれていたり…。
あまり生活の中に、目に見えるアートがあるとは言えないかもしれません。

私が考える「アートのまなざし」とは、アートそのものではありません。
言い換えれば「アート的な思考」でしょうか。
芸術そのものに触れなくても、毎日はアートであふれています。
そして、それらはちょっと物事の見方を変えるだけですぐに見つけることができます。
毎日に溢れるアートを発見し、自分のものにしていく。それが私流「アートのまなざし」です。

アートのまなざし

「アートのまなざし」に気づく

「アートのまなざし」の実践として私がよく行う方法は、写真を撮ることです。

例えば春の風物詩である桜の写真を撮る時。
ただ全景を撮るだけではなく、美しい桜の木の中で自分が気になるポイントを探してみます。

例えば、枝ぶりがすごく奇妙な木があるかもしれません。
例えば、桜からこぼれ落ちる雫が美しいかもしれません。
例えば、桜の蕾の方が色鮮やかかもしれません。

木に近づいたり離れたり、寝転んでみたりジャンプしてみたり。
そして、自分が気になったポイントを接写してみます。
そうして切り取られた風景が、私の「アートのまなざし」です。

撮影した写真の中には何かしら自分の感情が動くものが写っています。
自分が美しいと思うもの、面白いと思うもの、悲しくなるもの、ノスタルジーな気持ちになるもの。
自分の感情を揺らす何かを撮影し、絵としてみることで自分の琴線を客観的に捉えることができます。
私は、疲れたり悲しいことがあったりして日々の中から「アートのまなざし」が消えてきたな、と思ったら意識的に写真を撮るようにしています。
そうやって自分の感覚を掴み直しリセットすることで感情がクリアになり、物事への感覚や判断基準が定まります。

「アートのまなざし」探しは自然に限らずどこでも気軽に取り組むことができます。
例えば、街中に溢れる面白いフォントを探してみたり、想像以上に個性豊かなトイレのマークを撮影してみたり。
部屋の中のちょっとした影や置物の配置、家の構造などもよく観察すると意外と自分の感情を揺さぶります。
通勤途中や仕事の合間にも実践できるオススメの方法です。

アートのまなざし

「アートのまなざし」で毎日を楽しく

「アートのまなざし」はまさに人生の道しるべです。
自分の中に「アートのまなざし」を持つことで、毎日の生活は豊かでアートに溢れた空間になり、自分自身の感情や感覚にも敏感になっていきます。
自分の人生をどう切り取るかは自分次第、ですね。

関連記事一覧