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巡る季節、ゆっくりと過ぎる時間。日本の美しい四季をおうちで堪能しよう!映画「リトルフォレスト」夏/秋・冬/春 森淳一監督 橋本愛主演

駐車場脇には黄色い菜の花が咲き誇り、私の住む地域にも桜がちらほら咲き始めました。
しかし、新型コロナウイルスの影響で地元の今年の桜まつりは中止になってしまいました。
映画のロケ地にもなった桜の名所もあるんですよ。
暖かくなり一番気持ちのいい季節なのに外出もままならないなんて、とても辛いですよね。

少しでもお篭り生活が快適になるように部屋の模様替えをしようと思ったのですが、本棚を整理途中、未読の本を見つけ開いたが最後、気付いた時には陽が落ちていました。
またやっちゃった。
年末の大掃除でもいつも同じようなことして時間が経ってしまい、家族に怒られるのに…。

仕方ないですね。
時間はまだあります。
ゆっくりやっていこうと思います。

さて今回ご紹介する映画は橋本愛さん主演の「リトルフォレスト」です。
ウチも充分田舎だけど、なんだか憧れてしまうな。

では、あらすじを簡単に。

一度は都会に出たものの、自分の居場所を見つけることができず、東北の山間の小さな村・小森に戻ってきたいち子(橋本愛)。スーパーやコンビニもない小森での暮らしは自給自足で、畑仕事をしたり、野や山で採れた季節のものを材料に食事を作ったりして日々を過ごしています。それらはかつて、突然、家を出ていった母親の福子(桐島カレン)から教えてもらったものです。大自然はさまざまな恵みを与えてくれる一方、時には厳しさもみせます。そんな自然に囲まれた生活の中で、いち子は一歩を踏み出す勇気を蓄えていくのです…

監督は森淳一さんです。代表作に「重力ピエロ」「Laundry ランドリー」があります。
「リトルフォレスト」は東北の四季の美しさを撮るため、岩手・奥州などで約1年にわたる撮影を行い、『夏編・秋編』と続編の『冬編・春編』の4部作にて上映された作品です。

原作は五十嵐大介さんの漫画作品です。
2002年12月から2005年7月にかけて講談社の『月刊アフタヌーン』にて連載されていました。
作者自身が岩手県衣川村(現:奥州市)で生活した際の実体験をもとに製作された作品だそうです。
繊細な自然の描写がとても素敵です。
五十嵐さんの代表作には「魔女」、そしてアニメ映画にもなり話題となった「海獣の子供」があります。

主人公のいち子を演じるのは橋本愛さんです。
子役時代から凛とした空気感を感じさせている女優さんですね。
この作品のメインともいえる調理シーンは、替え玉なしですべて彼女が調理しているそうです。
私より包丁さばきが上手い!
そして、この時はまだ18才くらいだったというのが更に驚きです。

田舎暮らしの私でさえ憧れてしまう自然の美しさ、空気や風、土、草の香りまでもが伝わってきそうな映像にとても癒されます。
山野と向き合い営まれる丁寧な暮らしが淡々と描かれ、美しさだけではなく厳しさも省かれていないところに、田舎暮らしの私はとても共感しました。

自分で育て、採り、調理をして保存する。
一連の過程はまるでドキュメンタリーのようです。
調理中の音ってなんで心地いいんですかね。
食欲も刺激されます。

いち子のように自給自足は出来なくても、丁寧に暮らすこと、食材の命に感謝しながら頂くことは私たちにもできるはず。
四季の移り変わりをいち子と共に体感しているような気分に浸れます。

ちなみにこの作品は韓国でリメイクされています。
興味を持たれた方はぜひご覧になることをお勧めします。
こちらの作品もとても美しく癒されますよ。
そして料理もおいしそう!
日本と韓国、両方の四季を楽しんでみてはいかがですか?

※画像はAmazonより引用させていただきました

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