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懐かしく、ほんのりと切なく…漫画「夏目友人帳」緑川ゆき著 花とゆめコミックス

最近、夜中に目が覚めます。
覚める、というより起こされているといった方がいいですね。

犯人は猫です。

私の部屋のドアノブはレバー式で、下に押し下げるとドアが開きます。
最初に猫に開けられた時に空き箱で簡易的にカバーを付けたのですが、最近、カバーの隙間から器用に前足を入れてノブを下げることを覚えたようです。

「ガチャ」
「!!!」

すぐに布団から起き上がり、空いたドアから廊下を見るのですが犯人の姿は見えず。静かにドアを閉める振りをして覗いていると、お勝手の方からそろりそろりとゆっくり近づいてくる影が…。

「こらーっ!!」

怒ると逃げていきます。
そしてドアを閉めるとまた開けられ…。
仕方ないので開けたままにしてしばらく放っておくと、ドアの陰からひょっこりはんのように顔を出し
「ミャオ」
と鳴き、ようやく布団に入ってくれます。
ここ数日毎晩そんな感じです。
でも、可愛いから許しちゃう…。
逃げてゆく姿も、忍び足のつもりで近づいてくる姿も、ひょっこりはんもすべてが手放しで可愛いんです。

ああ、猫ってなんて可愛いんだろう…。癒されます。眠いけど…。

さて、今回ご紹介するのは漫画「夏目友人帳」です。ウチの猫に引けを取らないニャンコ先生、可愛いですよ。



では、あらすじを簡単に。

両親を早くに亡くした少年、夏目。彼は見えるはずのない妖怪が見えてしまうために妖怪によるトラブルに巻き込まれることも多く、変わった子、気味の悪い子だと言われ、親戚中をたらいまわしにされていました。
そんな彼を子供のいない藤原滋・塔子夫妻が引き取ります。
ようやく人並みに穏やかな生活を送れるようになった夏目ですが、ある日、彼は妖怪たちに追われ逃げ惑うさなか、祠に封じ込められていた妖怪、斑(まだら)の封印を解いてしまいます。
夏目は斑から祖母の話を聞きます。祖母の名は「夏目レイコ」。
どうやら祖母も夏目と同様妖怪が見えたようです。
しかし、祖母の持つ妖力は強力で、多くの妖怪に勝負を挑み、負けた妖怪の名を奪い、自分に従わせていたとのこと。
そして、奪った名をしたためたものがレイコの遺品にあった「友人帳」でした。
斑は友人帳を奪おうとするのですが、「俺が死んだらやる」という夏目と約束を交わし、招き猫を依り代にした斑は頭の大きな猫になり、他の妖怪から夏目を守る用心棒「ニャンコ先生」となったのです。

作家情報

作者は緑川ゆきさんです。1998年「珈琲ひらり」が第18回LMGララまんがグランプリフレッシュデビュー賞を受賞し、『LaLa DX』11月号に掲載されデビューしました。
「夏目友人帳」は累計発行部数1400 万部突破のベストセラー作品で、2005年から『LaLa』で連載されている作品です。
実姉は小説家の緑川七央さんです。
「夏目友人帳」はアニメもシリーズ化されており、2018年には劇場版も公開され、そして、2021年の今年、1月16日には新作の映画も限定公開されます。

ニャンコ先生!!

この作品は主にアニメを中心に何度も繰り返し見ているのですが、見るたびに原作も読みたくなり読んで、ニャンコ先生に癒されています。

本当にいるようでいないようなニャンコ先生の造詣が秀逸です。
いつも笑っているような眼だけを見ると、気味が悪い感じがするのですが、全体的に丸みを帯びている絶妙なフォルムで可愛さの方が勝っているのです。

幼少時から妖怪が見えるという秘密を抱え孤独に生きてきた夏目。しかし、優しい藤原夫妻や学校で出来た友人、ニャンコ先生や名を奪われた妖怪と関わるうちに孤独が癒され、上手く付き合えるようになっていきます。

人間との関わりも妖怪との関りも時に切なくそして限りなく優しく…。
切なさも優しさがじんわりと響く切なさなのです。
そして、描かれている風景は作者の故郷の熊本の風景なのでしょう。
どこか懐かしさを覚えます。
興味を持った方は是非、アニメもご覧になることをお勧めします。
動くニャンコ先生は尊いですよ。

夏目友人帳
著者:緑川ゆき
出版社:白泉社
発行:2005年10月5日第1巻発売

※画像はAmazonより引用させていただきました

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