LUCY-ルーシー

人間の脳が100%覚醒したらどうなるの?映画「LUCY/ルーシー」

最近、うちの母は編み物にハマっています。

春先にマスクを数点作ったのですが、冬に向けて大作を作りたいと日々、勤しんでいます。

私たちが子供の頃、母はよく手袋やマフラー、果てはベストやカーディガンも編んでくれていたのですが、何十年と経った現在はほぼ忘れている状態のようです。

YouTubeの編み物動画を参考に編んでいるのですが、概要欄をよく見ないで編むものだから、子供用を編んでしまい、解くこともしばしば。

でも、指先を動かすことは脳を活性化し、ボケ防止にもなるようでとてもいいんですよね。

出来れば長く続けてほしいものです。

さて、今回ご紹介する映画は、「LUCY/ルーシー」です。
脳が覚醒するんです!



では、あらすじを簡単に

ルーシーは台湾に留学中の25歳の女性。
ある日ルーシーは、1週間前に知り合い付き合い始めた恋人リチャードに、あることを頼まれます。
内容は『リージェントホテル台北』に滞在しているチャンという男にアタッシュケースを渡してくるということです。
妖しく危険なにおいを感じたルーシーは断るのですが、リチャードにアタッシュケースを無理やり渡され、あろうことか持ち手に手錠で繋がれてしまいます。
仕方なくフロントにいき、チャンに繋いでもらおうと掛け合うルーシー。
ふとホテルの外にいるリチャードを見ると、なんと、彼は殺されてしまいます。
そして、押し寄せた黒服の男たちに無理やり連れられて行くルーシー。
チャンは韓国マフィアだったのです。
ルーシーはマフィアによって下腹部にCPH4という新種の麻薬を埋めこまれ、運び屋として移動することを命令されます。
CPH4は、通常10%までしか活用できない人間の脳の潜在能力を極限まで高めることができるという恐ろしいものだったのです。
そして、拷問を受けたルーシーの体内でCPH4が漏れ出し、彼女の脳機能が徐々に目覚めはじめ…。

作品情報

監督はリュック・ベッソンです。
フランスの映画監督、脚本家、プロデューサーとして活動しています。
代表作に「グラン・ブルー」(1988年)「ニキータ」(1990年)「レオン」(1994年)があります。
いずれも大ヒットした作品なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
女性が主人公の作品が多い印象です。

主演ルーシーを演じたのはスカーレット・ヨハンソンです。
MCU作品の「アベンジャーズ」ではブラックウィドウを演じています。
日本では「スカヨハ」の愛称で知られています。
身長160cmと小柄ですが、それを感じさせないのは均整の取れたバランスのいいスタイルだからでしょうか。
羨ましい限りです。私も160cmなもので…。

私も覚醒したい。30%くらい

人間の脳が10%しか使われていないというのは『脳の10パーセント神話』といわれ、長く都市伝説として語り継がれていることのようです。
実際はほとんどが活発に動いているらしいですよ。
そのことを念頭に置いて

「もし10%が100%の状態になったらどうなるか?」を楽しむのがこの作品の醍醐味だと思います。
ありえないことを楽しむのが映画ですもんね。

この作品は脳が何パーセント目覚めたかを
「20%」
「30%」
…。
と、ちゃんと表記付きで表現してくれるのでとってもわかりやすくて良心的です。

「20%で外国語をマスター」
「30%で細胞をコントロールして髪型や顔つきを変える」
「40%で電波や信号など目に見えないものを把握」
そして目覚める過程でどんどん人間性が失われていきます。

冒頭、リチャードと話していた頼りなげなルーシーがどんどん変貌していく様は圧巻です。さすがスカーレット・ヨハンソン。
アクションも必見ですよ。できればもっとアクションシーンが多くてもよかったかな?

そして、映像がとてもスタイリッシュで美しい!
テンポもよくラストまであっという間に楽しめるSFアクションスリラー作品です。

【LUCY/ルーシー】
監督:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン
製作:ヴィルジニー・ベッソン=シラ(英語版)
製作総指揮:マーク・シュミューガー
出演者:スカーレット・ヨハンソン
モーガン・フリーマン
アムール・ワケド
チェ・ミンシク
製作年:2014年
製作国:フランス

※画像はAmazonより引用させていただきました

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