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東京都/浅草 日本初のバー「神谷バー」(レストランカミヤ)で懐かしの洋食と名物デンキブランをどうぞ

“明治13年創業、日本初のバーとして浅草で多くの文豪に愛されてきた「神谷バー」
名物の速成ブランデー「デンキブラン」は、夜の孤独に優しく寄り添い、
そこはかとない寂しさをそっと埋めてくれる……”

なんて文学のように表現してみましたが、神谷バーは東京メトロ銀座線浅草駅から直結、雷門から徒歩5分。

そう、ここは日本を代表する観光地“ASAKUSA”
観光用の人力車が走り、浅草寺への団体参拝客や海外からの観光客が通りを埋め尽くしているにぎやかなお土地柄です。

「神谷バー」はシックでレトロな外観の3階建てビルで、1階が「神谷バー」、2階が「レストランカミヤ」、3階が「割烹神谷」とそれぞれのお店に分かれています。

さて、先に神谷バー名物の“デンキブラン”をご紹介しちゃいますね。
ずばりデンキブランとは、ブランデーベースのオリジナルカクテル(アルコール30度)のことです。
ジン、ワイン、キュラソー、薬草などがブレンドされており、他のお店では真似できない神谷バーだけの味わいですよ。

電気が珍しかった明治時代、舶来のハイカラ品の証としてつけられた「電氣ブランデー」(当時はアルコール45度!)が、時代とともに「デンキブラン」と呼ばれるようになったそうな。

あらましがわかったところで、今回は神谷バー2階の「レストランカミヤ」をご紹介します。

レストランカミヤは本館・新館合わせて136席と広々しており、他の階と異なり禁煙席のみです。

「神谷バー」の一部ではありますが、“呑ん兵衛”だけではなくアルコール苦手な人はもちろん、子連れ家族や修学旅行生も見かけるぐらい気軽に訪れやすいお店ですよ。

そして、こちらのレストランのウリは、まるで昭和のデパートのような“昔ながらの洋食”です。

ハンバーグステーキ、エビフライ、カレーライス、ビーフシチュー、かにコロッケ、海老マカロニグラタン、そして自家製プリンアラモードなどなど…。
子どもの頃大好きだったメニューが多いのでは?
ちなみに、私は今でもです!

ワクワクしながら私が頼んだのは「海老フライとかにコロッケの盛り合わせ」に小ライス。
店外に食品サンプルがありますが、どちらがサンプルかわからないほどそっくり!
いえいえ、こちらが本物です。

サックサクで大きい海老フライをパクリと頬張れば思わず笑みがこぼれ、とろっとした濃厚なかにクリームコロッケでまたライスが進む!
これぞ日本の“洋食”という味わいに嬉しくなります。

そして、食後まで待てず注文したのはもちろんデンキブラン。

琥珀色の液体がカクテルグラスに並々注がれてテーブルに運ばれてきますので、一口目を口からお迎えに行くのはご愛敬。

喉を通ると、思わずプ八ッという呼吸が飛び出すのは、アルコール度数の高さだけではなく、ブランデーの甘みに芳醇な香りによるもの。

周りをみるとデンキブランのチェイサーとして生ビールを飲むというツワモノもちらほら。
もちろん、ランチタイムです。
これも江戸っ子の粋ということでしょうか??

買い物帰りと思うぐらいラフな姿のおばあちゃん、スーツで美味しそうに洋食を頬張る出張中のサラリーマン、いかにも常連っぽい大ジョッキとデンキブラン両方が机に並ぶおじさん、団体の外国人観光客、幸せそうな子連れ家族、キョロキョロしている修学旅行生。

まさに常連も観光客も思い思いに楽しめる「庶民の社交場」です。

今回は2階の「レストランカミヤ」をご紹介致しましたが、1階の「神谷バー」、3階の「割烹神谷」の2店も、レストランカミヤとはそれぞれ異なる雰囲気なので、ぜひ3回訪れてみましょう!

ちなみに、デンキブランは売店「神谷バー売場」でも購入できるので、お土産にすると喜ばれるかも。

浅草観光に疲れたら、神谷バーを訪れてデンキブランで一休みしていきませんか?

店名:神谷バー(2階レストランカミヤ)
台東区浅草1丁目1番1号
営業時間:AM11:30~PM22:00(21:30L.O)
定休日:火曜日
電話番号:03-3841-5400
公式サイト:http://www.kamiya-bar.com

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