幸せ日本酒旅vol,3 こじんまりとした居心地の良い酒蔵「博多百年蔵」



6月に入りようやく夏らしい日々が続くようになってきました。
私は雨の気配を感じながら、咲き始めた紫陽花を愛でる毎日です。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

さて、第3弾となる幸せ日本酒旅シリーズ。
日本酒好きの私が、日本全国各地のおいしい日本酒を紹介するシリーズです。
今回はちょっと趣向を変えて、日本酒そのものというよりも酒蔵についてご紹介しようと思います。

今回紹介する「博多百年蔵」は、博多の街に残る唯一の造り酒屋である石蔵酒造の酒蔵です。
福岡空港から車で15分ほどで、車がビュンビュンと通り過ぎる無機質な建物群の間にひょっこりと現れます。
博多方面から福岡空港に向けて車を走らせていると本当に突然目の前に出てくるので、多少驚きつつ車を止めました。
店頭には「博多百年蔵」とデカデカと書かれた幕が張り出されており、築150年のどっしりとした雰囲気でありながらもおしゃれにディスプレイされています。
円形に象られた門がまたおしゃれで、中に入る前にも十分に楽しむことができます。
ウエディングプランを提供しているだけあって雰囲気も抜群に良いので、ぜひ訪れてみて欲しい酒蔵です。

少し狭くなっている通路をワクワクしながら抜けると、こじんまりした直売所があります。
昔ながらの酒蔵に、ずらりとおいしい日本酒が並んでいます。

直売者には直売所限定のしぼりたて純米酒があり、専用タンクで保存されている生酒をそのままコップに注いでもらって試飲することができます。
もちろん他のお酒も試飲することができるので、じっくりと味をくらべながらお酒を選ぶことができました。
最も自分好みのお酒を購入したく、かなり時間をかけて試飲してしまいましたが、店員さんも丁寧にお付き合いくださいました。
ありがたい。
さまざまなお酒を飲み比べながら、自分にとっての珠玉の1本を選ぶことができるのは、酒蔵の良いところですよね。

しぼりたての生酒はその場で1本1本瓶詰めにして販売されており、豊かな風味のお酒を楽しむことができます。
ただし、生酒というだけあって早めに飲みきることが推奨されていますので、お土産として購入する場合は注意が必要です。

私が購入したのは「吟醸 如水」と「博多スパークリング あまおう」。
如水はあと残りなくスルッと飲める辛口で、少しピリッとした味わいを楽しむことができます。
お刺身などさっぱりした料理に合わせ、どちらも美味しく味わえました。
折角なので地域の名産である苺とコラボしたお酒を!と思って購入した「博多スパークリング あまおう」は、想像通りかなり甘め。
お酒好きの人にとっては物足りないかもしれませんが、甘党でもある私はとても美味しくいただくことができました。

「博多百年蔵」から福岡空港に車で向かうと明太子の名店「ふくや」にも通りがかります。
空港でお土産を選ぶのも良いですが、それぞれの専門店で選ぶとより幅が広がってとてもおすすめです。
どちらも試食をしながらゆっくりと楽しむことができますよ。

※画像は博多百年蔵公式サイトより引用させていただきました

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