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羊の木

罪を犯した人との共生は出来るのか?錦戸亮主演サスペンス映画「羊の木」

村祭り

今年は新型コロナウィルス感染症拡大防止のために、毎年行われていた地元のお祭りが中止になりました。
いつもこの7月初旬になると、あちこちの集会所ではお祭りの準備や盆踊りの練習などを行っており、時には深夜まで及ぶこともあります。
お祭り前からとても賑やかなのですが、今年はとても静かです。

息子が小さいころは毎年のように出かけていました。
しかし、近年、息子は友達と行ってしまうので、家で花火を楽しむ程度です。
ですが、中止となるとやっぱり残念な気持ちの方が強いな。

なんだか寂しい夏ですね。

さて、今回ご紹介する映画は「羊の木」です。
ここで開催されるお祭りはちょっと不気味。

では、あらすじを簡単に

寂れた港町・魚深にそれぞれ移住して来た6人の男女。
彼らの受け入れを担当することになった市役所職員、月末は、これが刑務所のコスト削減と過疎問題を解決するために町が身元引受人となって元受刑者を受け入れる、国家の極秘プロジェクトだということを知ります。
月末や町の住人、そして6人にもそれぞれの経歴は明かされません。
しかし、やがて月末は、6人全員が軽犯罪者ではなく元殺人犯だという事実を知ってしまいます。
そんな中、港で起きた死亡事故をきっかけに、町の住人たちと6人の運命が交錯しはじめます。

作品情報

監督は吉田大八さんです。20年間CMディレクターとして数百本のテレビCMを手掛け、様々な広告賞を受賞しています。
2007年には、初の長編劇場用映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』を監督し、同年の第60回カンヌ国際映画祭の批評家週間部門に招待され話題となりました。
2013年、『桐島、部活やめるってよ』で第36回日本アカデミー賞最優秀監督賞、最優秀作品賞を始め各賞を受賞されています。

『桐島、部活やめるってよ』は口コミにより6か月以上に及ぶ異例のロングラン上映となった作品です。

市役所職員・月末を演じるのは2019年9月30日をもってジャニーズ事務所を退所しソロ活動を開始した錦戸亮さんです。
錦戸さんと言えば映画『県庁おもてなし課』でも市役所の職員を演じていましたね。
彼の柔和な面立ちが、公務員の役にあっているからかな?

元受刑者を演じるのは北村一輝さん、優香さん、市川実日子さん、水澤紳吾さん田中泯さん、松田龍平さんです。
元受刑者を妖しく演じています。

自分ならどうだろう?

この作品は山上たつひこさん原作、いがらしみきおさん作画の漫画作品が原作です。
2人よる原作の設定を生かしつつ、キャラクターの年齢や職業などを映画に合わせたものになっています。
そして、結末も原作とは違い完全オリジナルです。

“普通の人”である月末は6人の素性を知り、彼らを信用していいのか気持ちが揺れます。
得体のしれない不安は徐々に日常を狂わせていきます。

刑務所で理容の資格を取った水澤紳吾さん演じる福元宏喜に髭を剃ってもらうシーンは、見ていられないほどの緊張感がありました。

そんな中で開催される“のろろ祭り”は田舎独特のおどろおどろしさ満点です。
不穏な空気に包まれる魚深の町の雰囲気と相まって不気味さが増していました。

6人それぞれ殺人を犯しているのですが、優香さん演じる太田理江子の夫の殺害理由には驚かされました。
そして、バラエティ番組でおなじみの“優香ちゃん”ではなく、女性の私でもゾクッとする色気を湛えていてびっくり!

刑務所のコスト削減と過疎問題を解決するための極秘プロジェクト、いわば一種の社会実験的な事でしょう。
しかし、ひょっとしたらそんな遠くはない未来に実際に行われることもあり得るかもしれないとこの作品を観ながらふと考えてしまいました。

その時自分だったらどうするだろう…。そんなことを投げかけているのではないかなと思われる作品です。

【羊の木】
監督:吉田大八
脚本:香川まさひと
原作:山上たつひこ「羊の木」
出演者:錦戸亮
木村文乃
北村一輝
優香
市川実日子
水澤紳吾
田中泯
松田龍平
製作年:2013年
製作国:日本

※画像はAmazonより引用させていただきました

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