心が疲れたときに聴きたい癒しのピアノ エリック・サティ【クラシック超入門】
忙しい毎日のなかで「あ~疲れたな、癒されたいな~」と思った時、みなさんは何をしますか?
私は、音楽を聴くことが多いです。
好きな曲を集めたプレイリストを作っている人は多いと思いますが、私はリラックスしたい時のために「おやすみピアノ」というプレイリストを作っています。
クラシックの、癒されるピアノ曲を個人的にセレクトしたものです。
今回は、その中でも特にお気に入りのフランスの作曲家、エリック・サティのピアノ曲をご紹介しようと思います。
「クラシック」というと取っつきにくい?
いやいや、そんなことは全然なくて、どこかで聴いたことがあったり、CMでも使われていたり。
実は私たちの生活の中にクラシックは意外と馴染んでいるんです。
まどろんでしまう心地よさ『ジムノペティ』
まずはこの曲↓
エリック・サティ作曲 「ジムノペティ1番」
この曲は、みなさんもどこかで聴いたことがあるのではないでしょうか。
ゆったりしたテンポと、心地いい和音。
聴いていると、頭がからっぽになって、全身の力が抜けていくような感じ。
このMVに出てくる人たちのように、ウトウトしてしまいます。
(ちなみにこのMVでは、演奏しているピアニストのアレクサンドル・タローさんが4人も出てきます…!なかなかエモいMVです。)
そして、ジムノペディという曲は1番から3番まであるんです。
3曲とも曲調が似ているので、続けて聴くのがとってもおすすめ。
もっと深く潜っていく『グノシエンヌ』
次にご紹介するのはこの曲↓
エリック・サティ作曲「グノシエンヌ3番」
この曲もどこかで聴いたことがありませんか?
実は、綾野剛さん出演のコンタクトレンズのCMで使われていました。
グノシエンヌも1番から6番まであるので、連続して聴くのがおすすめ。
個人的には、ジムノペティよりももっとダウナーな感じがするというか…。
より深くリラックスの沼に落ちていって、まさに瞑想しているような感覚になります。
音楽界の異端児 エリック・サティ
さて、この曲たちを作曲した エリック・サティについて少しご紹介してみます。
エリック・サティ(Erik Satie/1866-1925)は、フランスの作曲家。
クラシックの中でも比較的最近の作曲家です。日本だと明治~大正時代ですね。
サティはなかなかの変わり者で、自分の作曲した曲に
『官僚的なソナチネ』
『犬のためのぶよぶよとした前奏曲』
『干からびた胎児』
などの奇妙なタイトルを付けたりもしているんです。
どんな曲だよ、とツッコミたくなりますよね…。
今回ご紹介した「ジムノペティ」「グノシエンヌ」は、彼が若い頃に作曲されたもの。
この「ジムノペティ」「グノシエンヌ」というタイトルも、サティの造語なんです。
なかなか面白い人ですよね~。
ジムノペティは怖い?
サティについて色々調べていると「ジムノペティ 怖い」「グノシエンヌ 怖い」といった検索ワードが出てきました。
この曲たちを、「怖い」と感じる人も多くいるみたい…。
おそらく、この曲のあまりにも幻想的な雰囲気が、怖く感じるのかなと思います。
聴いていると頭の中がからっぽになって、周りの世界が遠のいていくような感覚。
この感覚が「怖い」人と、「癒し」になる人がいるのかもしれません。
私は後者なのですが…みなさんはいかがでしょうか?
音楽を聴いてどう感じるかは自由で、正解はないと思います。
自分はどう感じるのか?
ぜひ、感覚を研ぎ澄ませて聴いてみてください。
サティのピアノ曲に浸ろう
今回は、エリック・サティのピアノ曲
ジムノペティ 1番~3番
グノシエンヌ 1番~6番
をご紹介しました。
普段忙しかったり、なかなか自分の時間がとれない人にはぜひ聴いてほしい。
気持ちがリセットされて、ゆっくり自分へと意識を向けられる曲たちです。
ぜひ、サティのピアノ曲の魅力にどっぷり浸ってみてください♪
※画像はAmazonより引用させていただきました