階段を昇る時はつま先で？かかとで？明日のキレイを手に入れるには筋トレが効果的

同じマンションの住人に若々しくスタイルがいい女性がいます。私よりもずっと年上ですが、いつお会いしてもハツラツとしていて「こんな風に年齢を重ねてゆきたいな」と思わせる魅力の持ち主です。先日、その方がエレベーター横の非常階段を昇っている場面に出会いました。聞けば毎日1階から14階まで階段で昇ってから、自宅のある12階へまた階段で降りるのだそうです。

「最初の頃は途中で何度も休んでしまったけれど、今では一気にできるのよ」

こう言うとシュッと伸びた美しい背中を向けて、軽やかに階段を昇ってゆきました。
その後ろ姿を見て、やはり階段はキレイの味方なのだと再確認。私は面倒くさがりなので、まねするのは難しいですけれど。
とはいえ毎日14階まで階段を昇るのは無理でも、普段の暮らしの中に少し取り入れることはできます。例えばいつもはエレベーターを使う場所を階段に変えてみるとか。
そんな日々の積み重ねが、明日のキレイを連れてきてくれるのです。

せっかく階段を昇るなら、より効果の高い方法を知りたいですよね。
つま先を使ってかかとを浮かせた状態で階段を使用すると、ふくらはぎが鍛えられて足首が引き締まります。ヒールを履いている人は、無意識にこの昇り方をしているかもしれません。
しかしただつま先で昇るだけでは効果は半減です。しっかりと体を引き揚げ、体幹を意識しながらリズミカルに昇りましょう。
いくら脚が細くても足首がストンとまっすぐではメリハリがなくなってしまいます。つま先で階段を昇ってキュッと引き締まった足首を目指しましょう！

下半身の悩みといえばもうひとつ、ヒップが気になるという方も多いと思います。
魅力的なヒップのためには、かかとを全部しっかりとつけて階段を昇ります。残した足で蹴り上げないように、先に階段を昇った方の足でしっかり引き上げるのがポイントです。
普段つま先で昇っている人は、最初の１段目からお尻の筋肉が使われていると実感するはずです。
ヒップトップが上がることで足が長く見える効果も期待できるので、かかとを使って昇り、しっかりと鍛えてあげましょう！

つま先とかかと、実はどちらの場合も重要なポイントは膝です。
膝の向きは必ず正面に向くようにしましょう。極端に内側や外側に向いてしまっていると、正しく筋肉が使われません。

そしてもうひとつ大切なのが、足を膝から持ち上げないこと。イメージとしては股関節の部分から足を持ち上げていると思ってください。
なぜかというと、膝から持ち上げてしまうと太ももの前側の筋肉ばかりがメインに使われます。この方法では体幹が鍛えられない上に、疲れやすく、さらに下半身にがっちりとした印象の筋肉がついてしまう可能性もあります。

そして最後に一番大切なのはイメージ力です。
筋トレの説明で「使っている筋肉をイメージする」というのを聞いたことがあるかもしれません。実はこれはとても重要なことなのです。
今、どこの筋肉を使っているのかを意識することが大切です。
理想のボディをイメージしながら、今どこに効いているのかを実感してどんどんキレイに進化してゆくイメージで階段を昇ってみてください。

実際にその1歩1歩がキレイに近づいているのですから、階段を昇るだけでワクワクしてきませんか？

とはいえ「今日は階段は無理」という日はサボってもOK！エスカレーターを使って「あぁ楽ちん！」と心を開放させてあげましょう。
今まではなにげなく使っていたエスカレーターも、ちょっと特別なものに感じるに違いありません。なんだか得した気分になれますね。
もしもデスクワークなどで1日中座りっぱなしの状態だった場合は、使わずにいた足のむくみが疲れの原因かもしれません。気合を入れて一カ所だけでも階段を使ってみてください。
使われていなかった筋肉が生き返ったような感覚になり、足の疲れが取れやすくなります。そのまま階段を昇ってもよし、その先はエスカレーターに乗り換えてもOKです。

明日からは、階段を昇る時には、つま先とかかとで自分が目指したいボディによって使い分けてください。どちらの効果も欲しい！場合は、行きはかかと、帰りつま先というようにするといいかもしれませんね。

毎日の習慣にして、明日は今日よりもキレイになっちゃいましょう。