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言葉の持つ不思議な力 映画「イエスマン“YES”は人生のパスワード」

日本では、言葉に「言霊」という不思議な力があると言われています。
声に出した言葉が現実にも何らかの影響を及ぼすということですね。
良い言葉を発すると良いことが起き、忌まわしい言葉を発すると悪いことが起こる…。古くから言い伝えられてきたことですね。
職業訓練校の講師として働いていた時、私はどちらかというと自己肯定感が低くマイナス思考寄りなのですが、訓練生には前向きでひたすら明るいと思われていたようです。
色々な事情を抱えている方がほとんどでしたので、どんよりした暗い講師より明るく前向きな講師が求められていたということもあります。
けれど、不思議ですね。前向きな言葉を心掛けているとそのうちに本当に元気になっていくのです。
訓練修了時には訓練生のノートにスタッフがメッセージを書くのですが、私は最後の宿題として一人一人に合った四文字熟語を贈りました。
一緒に過ごした日々を思い出しながら言葉を選ぶのは寂しさを感じましたが楽しくもあり…。
“座右の銘”とまではいかなくとも、少しだけでも前向きになる“きっかけ”となっていれば嬉しいな。

さて、今回ご紹介する映画は「イエスマン“YES”は人生のパスワード」です。



では、あらすじを簡単に

銀行員のカールは3年前の離婚をいまだに引きずり何事にも無関心。
仕事でもプライベートでもその有様。
銀行では融資担当ですがすべて却下。メールも破棄。上司の誘いも“No”。それが影響したかはわかりませんが昇進も見送られ…。
挙句の果てに親友のピーターの婚約パーティーをすっぽかしピーターを激怒させてしまいます。
「このままだとお前は孤独死する。誰にも惜しまれないぞ」
その夜、孤独死の夢を見たカールは現状に焦りを感じ、以前、友人のニックに誘われた自己啓発セミナー「YES」に行こうと思い立ちます。
「人生に〝ノー〟と言えば死んだも同然。この建物を出たらなんであれ、〝イエス〟と言え」「ノーは災いを引き寄せる」
初参加のカールに主催者のテレンスはそう告げます。
信じる気など全くなかったカールですが、会場の外でホームレスに「送ってくれ」と頼まれます。
ニックがいた手前「YES」と言わざるを得なかったカール。
しかし、彼の人生はこれを機に変化していくことに…。

作品情報

監督はペイトン・リードです。
コメディ映画を得意としています。
「聞いたことがあるな…」と思い、彼の作品を調べたら私の大好きなMCU作品の「アントマン」「アントマン&ワスプ」の監督さんではありませんか。
うん、面白いわけだ。

原作はイギリス人のダニー・ウォレス。
自身の経験を元に執筆されたようです。

主演はコメディといったらこの人!なジム・キャリーです。
どうしたら特殊メイクなしにあんなに顔を変化させられるんだろう?
全身全霊をかけて笑わせに来ます。

友人のピーターを演じたのはブラッドリー・クーパーです。
少し目が寄り気味な感じが、家の8キロ超えのデブネコにそっくりだと気付きました。
だから彼を見ると“可愛い”と思ってしまうのか…。

ヒロインのアリソンを演じたのはズーイー・デシャネル。
日本製の赤いランドセルを背負ってる姿が数年前SNSでバズってましたね。
可愛いから許されるのだと思いました。
本作でもとびっきり可愛い!

”YES!!!“

さて、カールはセミナーに参加後、どんなことにも“YES”と答えるようになります。そんな彼の状況は瞬く間に好転していきます。

ただ、きっかけが”YES”という言葉だっただけで行動が伴わなければ効果はありません。
彼が人生を変えることが出来たのは何事にも否定的で無関心な彼が真逆な行いをした結果、世界が広がったからだと思うのです。
なんでもかんでも「YES」はさすがに厳しいけれど、できるかも?と思える範囲のことなら「YES」と答えても損はないかな?
と、なんだか前向きな気持ちになれる作品です。

【イエスマン“YES”は人生のパスワード】
監督:ペイトン・リード
原作:ダニー・ウォレス
製作:ジム・キャリー
デヴィッド・ハイマン
リチャード・D・ザナック
出演者:ジム・キャリー
テレンス・スタンプ
ズーイー・デシャネル
ブラッドリー・クーパー
製作年:2008年
製作国:アメリカ

※画像はAmazonより引用させていただきました

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