こんな休暇を過ごしたい!映画「ホリデイ」

ここのところめっきり寒くなり、日陰になっている場所には先頃降った雪が残っています。
気が付くと2020年もあと残すところ数日となりました。新型コロナウィルスの脅威は未だに収まらず、本当に今年は我慢の多い年でしたね。

今年の年末や来年のお正月は静かに過ごすことを余儀なくされることでしょう。
しかし、どうせ家に閉じこもるのなら楽しく過ごした方がいいですよね。

そんな時こそ、映画や本がいいお供になるのではないでしょうか?

さて、今回ご紹介するのは映画「ホリデイ」です。



では、あらすじを簡単に

アイリスはロンドンの新聞社に勤めるコラムニスト。会社のクリスマスパーティーで、3年間想い続けていたジャスパーが同僚の女性と婚約したことを知りショックを受けます。
一方、ロサンゼルスに住み、映画の予告編制作の会社を経営するアマンダは、同棲中の恋人に浮気され怒り心頭。自分の豪邸から彼を追い出します。内心は深く傷ついているのに幼いころ両親が離婚したトラウマから泣くことが出来ないアマンダ。
彼女は傷心を癒すために休暇を取ることにします。
そして「ホームエクスチェンジ」のサイトで、アイリスが住む石造りのコテージを見つけます。
アマンダはすぐさまアイリスにメールを送り、2人は2週間のクリスマス休暇の間、お互いの家を交換することになります。
翌日、アマンダはイギリス行の飛行機に、そしてアイリスはアメリカへと向かいます…。

作品情報

監督はナンシー・マイヤーズです。映画監督、プロデューサー、脚本家として活動しています。
脚本家としては2008年『プライベート・ベンジャミン』でアカデミー脚本賞にノミネートされ、全米脚本家組合賞を受賞しました。
そして1998年に『ファミリー・ゲーム/双子の天使』で映画監督デビュー。
『ハート・オブ・ウーマン』(2000年)、『恋愛適齢期』(2003年)は全米で興行収入1億ドルを超える大ヒット作です。

主演を務めるのはキャメロン・ディアスです。
残念なことに、キャメロン・ディアスは2014年公開の『ANNIE/アニー』で女優業を引退したということです。
あの破壊力のあるとびっきりの笑顔がスクリーンで観られないのは寂しいな。

そしてもう一人の主演はケイト・ウィンスレットです。
7度のアカデミー賞ノミネート経験を持つ実力派女優として知られていますね。
『タイタニック』で共演したレオナルド・ディカプリオとは親友だそうですよ。
なんともうらやましい…。

ホームエクスチェンジ

さて、アマンダとアイリスが行った「ホームエクスチェンジ」は「家を交換する」ことで旅先での宿泊先を確保する仕組みのことです。
欧米では古くから馴染みのある旅行スタイルだそうです。
宿泊料金がかからないというのはいいですね。
ちなみに、アイリスの住む石造りの「ローズ・コテージ」の“ローズ”はケイト・ウィンスレッドが演じた「タイタニック」のヒロインの名前から拝借したようです。

ヒロイン2人は同時期に失恋をし、傷を癒すためにお互いの住居を交換します。
アイリスはイギリスのサリー州にある小さな村の石造りのコテージに住んでいます。窓の外に羊が放牧されている風景が見えたりと静かで牧歌的な土地です。
一方、アマンダは映画の予告製作会社を経営しており、ロスアンジェルスのプール付きの大豪邸に住んでいます。
小さくても静かで居心地が良いアイリスの家も、家で迷子になりそうなアマンダの豪邸も女性が憧れるすべてが詰まっていてとても素敵。
インテリアやファブリックの使い方も参考にできますよ。
そして、そこで出会う人々。
アイリスと偶然出会った90歳の元脚本家アーサーとのやり取りはホッコリします。
アマンダはアイリスを訪ねてきた彼女の兄グラハムといい感じになるのですが中々素直になれず…。
グラハム演じるジュード・ロウの笑顔はズルい。
コロナ過で外出もままならないけれど、アフターコロナの休暇は思いっきり楽しみたいですね。
心がじわっと温まる映画です。

【ホリデイ】
監督:ナンシー・マイヤーズ
脚本:ナンシー・マイヤーズ
製作:ナンシー・マイヤーズ
ブルース・A・ブロック
出演者:キャメロン・ディアス
ケイト・ウィンスレット
ジュード・ロウ
ジャック・ブラック
音楽:ハンス・ジマー
製作年:2006年
製作国:アメリカ

※画像はAmazonより引用させていただきました

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