バラの香りで女性ホルモンと上手に付き合おう

バラの香りで女性ホルモンと上手に付き合おう

30代の後半あたりから、「最近なんだかイライラしている」「寝ても疲れが取れない」「生理の周期が早まった」など色んな不調が増えてきました。

もしかしてプレ更年期?!と、おそるおそるインターネットで調べてみると、バッチリ更年期の症状に当てはまってしまったのです。

「認めたくない」「年を取ったと思われたくない」という気持ちから、気になる症状があってもじっと耐えるばかりでしたが、「このまま何の対策もしなければ、本当の更年期がやってきた時にただ苦しむだけになる」と、重い腰を上げることにしました。

なるべく薬に頼りたくない私は、ホルモンバランスを正常にする効果のあるバラの香りに着目し、嗅覚での改善にトライ。
バラの香りで女性ホルモンと上手に付き合おう
そこで今回は、プレ更年期と上手に付き合えるバラの香りをご紹介したいと思います。



美と健康にかかわる女性ホルモンとは?

私たちの体内には多数のホルモンが存在しますが、女性の身体のリズムや美容に大きく影響するのが卵巣から分泌される女性ホルモンです。

その女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2つの種類があります。
特に女性の美と健康に大きな影響を与えるのがエストロゲン。
ですが、エストロゲンは年齢とともに分泌量が大きく変化します。

エストロゲンの分泌量は20代後半~30代前半にピークを迎え、30代後半から徐々に分泌量が低下します。
特に45~55歳の閉経前後には大きく量が減り、それに伴い女性の心身に様々な変化が起こるんですね。

イライラする、気分が落ちこむ、体が火照る、汗をかきやすくなるなど、いわゆる更年期障害と呼ばれる現象も発生します。

ということで、30代後半から55歳前後までは女性ホルモンの大混乱期が続きます。

一方で40代~50代の女性は、子どもの成長や独立、親の介護や死、仕事における重責など、さまざまな社会的ストレスにもさらされています。

一般的に閉経を迎えた50代半ば以降は、基本的には心身が落ち着きを取り戻すようになるそうです。
女性にとって、この更年期症状が人生のターニングポイントと言えるかもしれませんね。

バラの香りでホルモンバランスが整うって本当?

香水や香りにまつわるモノが昔からが大好きな私は、嗅覚の持つ力は絶対だと思っています。

というのも、五感のなかで嗅覚は一番動物的な感覚で、普段から私たちは嗅覚によって無意識のうちに気持ちの良し悪しを決定しているからです。

そこで着目したのがバラの香り。
嗅覚からダイレクトに脳に伝わり最終的にはホルモンバランスを整える下垂体と呼ばれる部分に届きます。
バラの香りで女性ホルモンと上手に付き合おう
バラの香りによってホルモンバランスを正常に整え、身体の不調をケアしやすくするのが可能なんだとか。

バラは見ているだけでも多幸感がありますよね。ですが本当にプレ更年期に効くのかどうか、最初は半信半疑でした。
なので、まずは無難に無添加の「ローズティー」から始めてみることに。

実は、これが想像以上に良かったので以下に効果をまとめてみました。

・上品で甘い香りにまず癒され、気持ちがスッキリする
・コーヒー代わりになるので、カフェイン絶ちに成功。結果、冷え防止になる
・ローズティーに含まれるビタミンCとAに抗酸化作用があり、飲み続けているうちに肌が明るくなった
・身体の中からバラがほんのり香り、口臭がなくなった
・お通じが良くなった

飲み続けて一週間くらいで気持ちが穏やかになり、特にプレ更年期の「イライラ」と「冷え」の改善に効果がありました。
バラの香りで女性ホルモンと上手に付き合おう
なかでも、有機栽培のダマスクローズのつぼみを使用したローズティーがおすすめです。
つぼみには花びら以上に有効成分が凝縮しており、華やかな香りが楽しめます。

使い終わったバラのつぼみや花びらは、お風呂に入れてもOK。無添加だと安全ですし、身体の内側からも外側からもケアできます。
バラは、人間が作り出す化学の力をはるかに上回るパワーを持っているんですね。

バラの寝香水

香水の使い方でおすすめな方法に「寝香水」があります。
私が暮らしているフランスでよく聞くのですが、香水を朝のお出かけ前ではなく、夜寝る前にシュッと一吹きします。

睡眠時に香りをまとうのは、リラックスして眠りにつく方法として大変効果的です。
もちろん、どの香水でもOKというわけではありません。なるべく天然香料にこだわったブランドの香水が良いでしょう。
バラの香りで女性ホルモンと上手に付き合おう
天然香料のバラは香り立ちが比較的穏やかで、睡眠の妨げにならずリラックス効果があるので、やはり寝香水としておすすめです。

実際、ベッドの中でバラの香りに包まれていると本当に心地よく、深い眠りにつくことができました。

「香害」が気になって好きな香水をつけることができないという方も、あえて寝香水にしてみるとよいかもしれません。
朝起きる頃にはその香水が肌に馴染んで、出かける頃にはふんわりと香り、ちょうど良い濃度になっているはずです。

パートナーがいる方は、バラの香りがするピローミストでも良いと思います。ピローミストなら穏やかに香るので、香水が相手に移ってしまう心配もいりません。

バラの良い香りで心が落ち着く、リラックスできるというのは、結果的に攻撃的な気持ちを抑えてくれるので安眠に繋がります。

忙しい私たちにとって上質な睡眠は何より大切です。
ホルモンバランスを整えるのに睡眠の乱れは大敵!ということで、バラの香りは「睡眠の質の改善」にも大変効果的でした。

バラの香りをライフスタイルに取り入れて

最近は、生活する上でバラの香りが欠かせなくなってしまいました。
どちらかというと、女性ホルモンを整える目的のためのバラ、というよりは、乱れがちな女性ホルモンと上手に付き合える「味方」として重宝します。

バラの見た目、香り、味など、自然からのエネルギーを頂きながら、自分の身体と向き合う。
ちょっとしたことなのですが、簡単で楽しく、毎日続けられます。

女性特有の悩みが尽きないという方は、ぜひバラの香りをライフスタイルに取り入れて、素敵な日々を取り戻してみてくださいね。

関連記事一覧