コープスブライド

今年はおうちでハロウィンを楽しもう!映画「コープスブライド」

先日、100均に行ったらもうクリスマスのアイテムが入荷されていて、なんだかんだで今年もあと2ヵ月余りで終わるんだなとしみじみ…。
毎年この時期はハロウィンがあちこちでにぎわいを見せているのですが、今年は新型コロナウィルスの影響で外出自粛ムード。
どうやらおうちで楽しむ感じになりそうですね。

我が家はせいぜいカボチャの煮物を食べるくらいかな?
子供が大きくなるにつれ、そういったイベントからも段々と遠ざかる気がしています。ちょっと寂しいですけどね。
あ、でも、毎年『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』は観るかな?
今年はハロウィンを映画で楽しむのもいいですね。

さて、今回ご紹介する映画は「ティム・バートンのコープスブライド」です。
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』よりも少し大人向けですよ。



では、あらすじを簡単に

時は19世紀。ヨーロッパのとある小さな村。成金の魚屋の息子ヴィクターは破産寸前の没落貴族の娘ヴィクトリアと、親同士がお互いの利益のために決めた政略結婚をすることになります。
結婚式の前日、ゴールズウェルズ牧師立会いの下、式の練習をするのですが、気弱でおどおどしているヴィクターは誓いの言葉を何度も間違え牧師を怒らせてしまいます。
その夜、ヴィクターは森の中で1人、式の練習をします。
そしてそこにあった枯れ枝をヴィクトリアの指に見立て、結婚指輪をはめます。
しかし、それはなんと、過去に亡くなった女性の指だったのです。
婚姻の誓いを受けたと思い込んだ彼女、エミリーはヴィクターを花婿と信じ込み、彼を”死者の世界”に引きずり込みます。

作品情報

監督を務めるのはティム・バートンです。
アメリカ出身で映画監督、プロデューサー、芸術家としても活躍しています。
ウォルト・ディズニー・スタジオでアニメーターとして働いているときに才能を見出され、短編アニメーション『ヴィンセント』で監督デビューします。
代表作に「ビートルジュース」「シザー・ハンズ」「バットマン」「チャーリーとチョコレート工場」「アリス・イン・ワンダーランド」「ダンボ」などがあります。
ダークで幻想的ですがポップなキュートさも併せ持つ独特な世界観が癖になります。

主役のヴィクターに声優として参加しているのはジョニー・デップです。
ティム・バートン作品の常連ですね。公私ともに友人関係のようですよ。

コープスブライドのエミリーの声はヘレナ・ボナム・カーターです。
彼女もティム・バートン作品の常連で、正式な婚姻関係ではなかったようですが監督との間に2人のお子さんがいます。現在は破局しています。

ハロウィンにピッタリ!

本作は『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(ティム・バートン原案・原作で製作にも携わっています)と同様ストップモーション・アニメーション撮影で製作された作品です。
ティム・バートン色全開のデフォルメされたキャラクターは一見、不気味ですが見ているうちにだんだんと可愛くていとしく思えてくるのが不思議。

そして、欲に塗れた窮屈な生者の世界が色味のないモノトーン気味なのに対して、死者の世界の色鮮やかさは、しがらみから解放された自由さを表しているのでしょうか?
骸骨の方が生き生きしている対比が面白い!

死者の世界を何とか脱出しようとするヴィクターですが、エミリーと接しているうちにだんだんと心を通わせていきます。
2人でピアノを弾くシーンはなんだか弱々しいヴィクターがカッコよく見えてきてしまいます。
そして、エミリーも可愛く、可憐に思えてしまう。肌は青くて頬に裂け目があって片足は骨なのに…。心はとっても綺麗なんです…。

ラストはほんのり切なくてホロリとさせられます。
今年のハロウィンは、おうちでこのファンタジーな世界観を楽しむのはいかがでしょうか?

【コープスブライド】
監督:ティム・バートン
マイク・ジョンソン
脚本:パメラ・ペトラー
キャロライン・トンプソン
ジョン・オーガスト
製作:ティム・バートン
アリソン・アベイト
出演者:ジョニー・デップ
ヘレナ・ボナム=カーター
エミリー・ワトソン
製作年:2005年
製作国:アメリカ・イギリス

※画像はAmazonより引用させていただきました

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