映画「ビューティー・インサイド」毎日違う外見になっちゃう恋人ってアリ?ナシ?“愛”の本質を問いかける
すまないとは思っている
私は鼻が低い。
ただ低いのではなく、鼻筋がほとんど見当たらないのです。
ぺっちゃんこです。
眼鏡をかけているのですが、鼻筋がないのでレンズが近いのよ。
多分、母親の遺伝だと思います。
母も相当、低いもん。
ですので、鼻筋がスッと高い人に憧れます。
夫は鼻がすごく高かったので(注:それだけで選んだわけではないですよ)
息子がお腹にいるときは
「鼻だけはパパに似てちょうだい」
と、毎日祈っていました。
しかし…。
息子と初対面した夫はただ一言
「鼻…」
と言いました。
ごめんよ。
息子。
鼻だけ私に似ちゃって。
でも、いざとなったら鼻を高くするヤツ買ってあげるから。
なんか鼻に入れるプラスティックのヤツね。
ネットで調べたから。
でも、気にするな。
中身で勝負よ!
さて、今回ご紹介する映画は「ビューティー・インサイド」です。
韓国映画ですが、上野樹里さんも出演されていますよ。
では、あらすじを簡単に
家具デザイナーのウジンは18歳の誕生日から目覚めると心以外の姿、性別、国籍等の全てが変わるようになってしまいました(奇病?)
老若男女を問わず外見が変わる彼の秘密を知っているのは母親と友達のサンベクだけです。
ある日、アンティーク家具店で働く美しいイスに出会い、一目で恋に落ちてしまいます。
彼女に会いたい一心で、毎日初めてきた客のようにお店に通う日々。
そしてウジンは、若くてイケメンな姿になる日を待ち、ついに食事に誘います。
ふたりはロマンティックな3日間を過ごします。
しかし、同じ姿でいるため3日間徹夜をしたウジンは、うっかり電車で寝てしまい起きると全く別の顔に…。
ウジンはイスに真実を話すことができるのか?
作品情報
監督はペク・ジョンヨルさん。
CM制作、広告デザイン、ミュージックビデオ等多彩な分野で才能を認められ活躍しています。
本作で長編映画デビューしました。
韓国では最高のビジュアル・アーティストとして知られているようですよ。
確かに、映像はうっとりするほど綺麗!
主演のウジンを演じるのはなんと、123人!!
女性のハートをわしづかみにした新星から、韓国映画界を代表する演技派俳優までもが1人の役を演じるために集結しました。
性別、国籍までも変わるので、女優さんもいますし、子供もいます。
そして、上野樹里さんもウジンとして出演しています。
彼女の出演シーンはストーリー上とても重要なシーンですよ。
要チェックです。
ヒロインは以前ご紹介した映画「ただ君だけ」でもヒロインを演じたハン・ヒョジュさん。
相変わらず美しいの一言。
第一印象は外見だけど・・・。
ストーリーはぶっ飛んだ設定ではありますが、柔らかい光を上手く取り入れた美しい映像と、様々な感情を繊細に表現するハン・ヒョジュさんが美しすぎて目が離せません。
簡単に言ってしまうと
「外見よりも中身が大事」
という単純なことです。
でも、果たしてこの状況を自分に置き換えたらどうでしょう?
今日はイケメンでも明日は老人かもしれない。
中身は変わらないけれどその状況に耐えられるか???
2人の葛藤が丁寧に描かれています。
この作品は知人に薦められて観たのですが、あらすじを聞いた時
「イケメンの時だけ会えばいいじゃん」
と言ってしまった自分をぶっ飛ばしたくなりました。
反省してます。
恋に落ちる瞬間は、主人公のように外見からがほとんどだと思います。
しかし、どのように変化していこうとも、中身を変わらず好きでいること、尊重することの重要さを改めて感じました。
現実離れしたファンタジーなラブストーリーですが、色々と考えさせられる作品です。
※画像はAmazonより引用させていただきました