ディズニープリンセスたちが歌う力強くかっこいい名曲特集
おとぎ話のお姫様には、どんなイメージがありますか?
美しくて、愛らしくて。そして、王子様が迎えにきてくれて、ハッピーエンド。
一昔前のお姫様は、こんなイメージではないでしょうか。
でも、ディズニー映画のプリンセスたちは、王子様を待っているだけではありません。
自らの考えをしっかり主張して、行動する。そんな、力強いプリンセスたちだからこそ、魅力的で愛され続けているんですよね。
さて、今回はディズニーソングから、プリンセスが歌う力強い名曲を特集します。
恋愛についてだけではなく、自らの考えや価値観を歌いあげるプリンセスたち。爽快で、勇気をもらえる曲ばかりです♪
映画“ポカホンタス”より「カラー・オブ・ザ・ウィンド」
まず1曲目は、「カラー・オブ・ザ・ウィンド」
こちらの動画は、英語バージョンです。
映画“ポカホンタス”は、ネイティブ・アメリカンの主人公ポカホンタスと、イギリス人でアメリカを植民地化するためにやってきた青年ジョン・スミスの出逢いを描いた物語。
ジョン・スミスに、自分たちの民族が「無知」だと言われたポカホンタスが、「あなたたちも知らない事ばかりでしょう?」と、この曲を歌い始めます。
ですので、曲の出だしは少し感情的な曲調ですよね。
そしてそこから、自分たちの愛する「自然」を語るパートになると、視界がひらけたような、明るく流れるような音楽に変わっていきます。タイトルのように、まさに風が吹いているような、自由で美しいメロディーです。
「あなたたちが所有できると思っているものたち。岩や木や、どんなものにも、命が、魂が、名前がある」
「知らない世界の人達の足跡をたどっていけば、知らなかったことを学ぶことができる」
歌詞の中には、ハッとさせられるような言葉ばかり。30年近く前の作品ですが、今の時代の多様性にも通じるところがたくさんあると思います。
そしてなんといっても、この曲を通じて垣間見える“ポカホンタスの芯の強さ”が素敵なんです。
周りに惑わされず、自分たちの持っている考え方や価値観を誇りに思っていて、だけど、相手(ジョン・スミス)の考え方を否定するわけではなくて。「あなたの知らない、こんな世界もあるのよ」ということを、一緒に自然を駆け巡って楽しみながら共有している所が、素晴らしいと思います。
毎日の生活に息苦しさを感じた時や、自分らしくいたい時にぜひ聴きたい1曲です。
実写版“アラジン”より「スピーチレス」
この「スピーチレス」は、2019年に公開された実写版“アラジン”で、ヒロインのジャスミンが歌う曲として、新たに追加されました。
「女性は美しいだけでいい。女性は国王にはなれない」と言われ意見を封じられそうになったジャスミンが、「何も言わせてもらえないまま、私の声はかき消されそうになる。でもここで挫けはしない」と、この曲を歌い始めます。
そしてサビでは「私は、黙っていない。黙らせることなんてできないわ」と力強く歌いあげるんです。これまでの古い価値観に抗って、自分で新たな時代を作っていくんだというジャスミンの強い意思が描かれています。
実は、1992年のアニメ版でジャスミンが歌う曲は、「ホール・ニュー・ワールド」だけでした。
でも、2019年の実写版でこの曲が追加されたことで、ジャスミンのキャラクター像が時代に合わせてアップデートされているんですよ。意思のある、より強い女性像として描かれています。
そして、ナオミ・スコットさんの伸びやかで力強い歌声も素晴らしい。現代を生きる多くの女性たちが、勇気をもらえる1曲ではないかと思います。
映画“アナと雪の女王2”より「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」
最後は、“アナと雪の女王2”から、エルサが歌う「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」です。
自分だけに聴こえる謎めいた声の誘いに、悩まされているエルサ。
曲の序盤では、アナや愛する人たちのためにも危険なことはもうしないのだと、自分に言い聞かせています。でも、心の奥では、謎めいた声を追いかけて正体を知りたい気持ちもあり、揺れ動くエルサ。
揺れ動きながらも、曲が進むにつれて「自分の心のままに」行動することを決意し、未知の世界に踏み出していく。物語が、大きく動き出す場面で歌われる1曲です。
自分にとってやりたいことがあるけれど、他の人のことを思うと、なかなか踏み出せない。このような葛藤って、私たちの人生にもありますよね。
でも、そんな中でも自分の心を大切にすることを、この曲は教えてくれています。そして、自分の心に正直になったときの解放感が、まさにこの曲のサビに表れているんですよ。
とっても伸びやかで爽快なサビは聴いていて最高にきもちいい!自信がなくなってしまった時や、自分を信じたい時にぜひ聴きたい1曲です。
プリンセスたちからパワーをもらおう!
ディズニープリンセスの力強い名曲たち、いかがでしたか?
王子様を待っているだけじゃない。自らの強い意思で行動しながら、物語を推し進めていくプリンセスたちはとてもかっこいいですよね!そして、現代を生きる私たちが共感できる部分もたくさんあると思います。
勇気がほしい時や自信をつけたい時に、ぜひこれらのディズニープリンセスの曲を聴いてみてください♪優しく背中を押してくれると思います!