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V.A.「井上陽水トリビュート」祝・音楽活動50周年!トリビュートから見る新しい音楽の楽しみ方とは

御年71歳を迎える稀代の名シンガーソングライター、井上陽水。
日本では彼の名を知らないという方の方が数少ないでしょう。
「夢の中へ」「リバーサイドホテル」など、音楽生活50周年を迎えず。
その中でも彼の代表曲でもある「少年時代」は現在、学校の音楽の教科書にも採用されており、彼の紡いできた音楽が国を代表するものとして認められていることがうかがえます。

そんな彼が音楽生活50周年を迎えた2019年。
多くの著名アーティストによって彼の名曲がカバーされたトリビュートアルバム「井上陽水トリビュート」がリリースされました。
参加アーティストは今をときめく時代の寵児から、いつの時代も多くのファンに愛され続けている音楽業界の中堅・重鎮まで計15組。
各々のテイストを存分に発揮させつつも全員が同じベクトルを向いた“陽水リスペクト”が溢れ出た、そんな作品に仕上がっているのではないかと思います。

一般的にトリビュート、コンピレーションアルバムとも呼ばれる作品は、既存の楽曲を作者とは別のアーティストが新しい解釈でリメイクし、それを集めた作品集のことを言います。
個人的にはこのアーティストのトリビュート作品というものの存在意義は大きく、時には音楽への入り口を開いてくれるきっかけづくりに大きく寄与してくれると感じています。
今回の「井上陽水トリビュート」に関しても、「夢の中へ」や「飾りじゃないのよ涙は」、「リバーサイドホテル」「ワインレッドの心」など、誰もが知っている曲がずらりとラインナップ。
それを槇原敬之や宇多田ヒカル、斉藤和義や椎名林檎、KREVAにKing Gnuなど、豪華なアーティストが自身のカラーや原曲の雰囲気を大切にしながら、楽曲の新しい魅力を引き出してくれているのです。

こういったトリビュート作品では、好きなアーティストがカバーしてくれたことによって初めて知った曲があるという方もいるでしょう。
また逆に好きな曲をカバーしたアーティストを初めて知ったという経験も、このコンピレーションアルバムと呼ばれる音源ならではの醍醐味。
未知の音楽との出会いによって音楽の知識を枝葉のように広げ、また新しい音楽や新しいアーティストを知る。
これは年齢や環境に関係なく、新しい世界を知ることのできる経験とでもいうのでしょうか。
この楽しさが、音楽を楽しむ方法の1つでもあるのだと思うのです。
コンピレーション、トリビュートアルバムというものを初めて知った、という方は、ぜひこのような音楽への触れ方も試して頂ければと思います。
音楽を普段あまり聞かないという方でも楽しめますよ。
もちろん、井上陽水や参加アーティストのファンの方は懐かしさと新しさを同時に堪能できますし、ちょっと曲を知っているから聴いてみるかという方でもあっという間に魅力に引き込まれてしまいます。
そんなトリビュートアルバムの世界を、ぜひ皆さんも覗いてみてはいかがでしょうか。

井上陽水トリビュート
アーティスト:1.ヨルシカ「Make-up Shadow」
2.槇原敬之「夢の中へ」
3.King Gnu「飾りじゃないのよ 涙は」
4.椎名林檎「ワインレッドの心」
5.宇多田ヒカル「少年時代」
6.ウルフルズ「女神」
7.田島貴男(ORIGINAL LOVE) 「クレイジーラブ」
8.福山雅治「リバーサイド ホテル」
9.細野晴臣「Pi Po Pa」
10.iri 「東へ西へ」
11.SIX LOUNGE「Just Fit」
12.斉藤和義「カナリア」
13.オルケスタ・デ・ラ・ルス「ダンスはうまく踊れない」
14.ACIDMAN「傘がない」
15.KREVA「最後のニュース」
レーベル:Universal Music =music=
発売日:2019年11月27日

※画像はAmazonから引用させていただきました

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