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神田神保町 老舗喫茶「ざぼうる」の名物極上いちごジュースをご堪能あれ♪

言わずとしれた世界一の古書店街、神田神保町。
求めていた本を手に入れた人、本を探し歩いて疲れた人が向かうのは、いつの時代も居心地の良い喫茶店やカフェ。
今回ご紹介する喫茶「ざぼうる」は、1955年に創業し65年以上神田神保町を訪れる人々に愛され続けている老舗の喫茶店です。

明治大学、法政大学、日本大学など、大学や学生が多いのも神田神保町の特徴。
「ざぼうる」の人気は、そんなお金はなくても美味しい珈琲と長居できる喫茶店を求めている学生たちにも支えられてきたのでしょうね。
また、その耳に残る店名と、そこだけ空間が異なるかのような不思議な外観に、神田神保町を訪れる人は思わず足を止めてしまいそう。

ちなみに「ざぼうる」はドリンクメインの喫茶店、並びの「ざぼうる2」は食事がメインの喫茶店とジャンルが分かれているので、2店のはしごも珍しくないんだとか。
ただし、今では超有名店となった「ざぼうる」「ざぼうる2」とも、休日(日曜定休のため土曜か祝日)はこの行列。
常連から観光客まで、開店前から2店にずらりと並ぶ光景が当たり前になっているようです。

私も竹橋の東京国立近代美術館で過ごした帰りに「ざぼうる」へ足を延ばし20分ほど並び、きびきびとした若い女性店員さんに店内へ案内され、ようやく入店できました。

「ざぼうる」店内は半地下と半2階の山小屋のような不思議な空間になっています。
入り口からすぐの半地下には歴史を感じさせるバーカウンターになっており、常連の名前が書かれた洋酒瓶がずらり。
カフェというよりBarの雰囲気も漂っていました。

天井のランタンからは柔らかな光が降り注がれ、かなりの数の木製の小さめの2人席が配置されています。
メニューとほぼ同じサイズの机は、女性同士でもいささか窮屈な距離。
オーダーした飲み物がぎりぎり乗る大きさですが、カップルなら距離感が縮まっていいかもしれませんね。

また、席の間を仕切っている黒いレンガには白い文字の落書きがびっしり。
人の名前や伝言、詩のようなものまであります。
まさに歴史が刻まれているようで、初めて訪問するのになぜか懐かしく感じられます。

ただし、店内は昔ながらの「全面喫煙可」なので、煙草の煙が苦手な方はご注意を。
「文庫、珈琲、煙草」を楽しんでいる常連らしき年配男性も何人かいらっしゃいました。

私は半2階に案内され、早速オーダーすることに。
基本的に「ざぼうる」のメニューはドリンクメインで「ざぼうる2」のような食事はないものの、トースターなどの軽食はオーダーできます。

迷ったものの私は一番人気のいちごジュースにしました。
運ばれてきたいちごジュースはグラスのふちまで並々注がれており、今にも溢れそう。

早速、ストローでいちごジュースを一口飲んでみると、むせかえるような濃厚なイチゴの味と香りにうっとり。
粒がはっきり見えるほど、たくさんのイチゴを使用したスムージージュースです。
本物のいちごの美味しさとまろやかなミルクのハーモニーがたまりません。
「ざぼうる」一番人気メニューなのも納得です。

ただし、長居をしたい場合はジュース類ではなく珈琲をおすすめします。
ジュースは飲み干してしまうとすぐに「お下げしても宜しいでしょうか?」ときびきびしている店員さんたちが食器を下げてくれます。
かといって、いちごジュースはゆっくり飲むと味が氷で薄まってしまいますので…。

外の行列も考えると、休日は「ざぼうる」の中でゆっくり文庫を読む…というのはいささか気が引けてしまったため、あまり長居はできず退散しました。
次に神田神保町を訪れる時は、平日の落ち着いた時間帯に「ざぼうる2」とはしごしたいものです。

店名:ざぼうる
東京都千代田区神田神保町1-11
営業時間:[月~土]9:30~23:00(L.O.22:30)
定休日:日曜日・祝日
電話番号:03-3291-8404
公式サイト:https://hmy4.sodenoshita.com/coffee/

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