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映画「本格科学冒険映画 20世紀少年【第1章 終わりの始まり・第2章最後の希望・最終章 ぼくらの旗】世界を破壊するその名は「ともだち」

聖地巡礼

息子が突然
「江ノ島に行きたい」
と言い始めました。
聞けばどうやら好きなアニメの舞台が江ノ島のようです。

アニメや漫画の舞台を旅することは「聖地巡礼」と呼ばれているようですね。
ファンにとって思い入れのある場所が「聖地」と呼ばれ、「聖地」を実際に訪れ、思いを馳せることを「巡礼」と呼ぶようになったようです。
現在では地方創生の手段としてすっかり認知されており、多くの自治体で作品の舞台であることを活かした取り組みが行われています。
企業からもビジネスチャンスとして注目されていますよ。
なるほど、好きな作品やキャラクターのいた風景が実際に目の前に在ったらと思うと楽しいですよね。

今回ご紹介する作品は「20世紀少年」です。
榎紅葉さんが「映画20世紀少年のロケ地 喫茶ジュリアンの名物「ペアソーダ」を独り占め」の記事で紹介されている喫茶ジュリアンは「喫茶さんふらんしすこ」として登場しているんですよ。
榎さんの記事も併せてご覧ください。



では、あらすじを簡単に

ケンヂ(唐沢寿明)と仲間たちは、小学生の頃、正義のヒーローを夢見て20世紀末の地球滅亡を描いた“よげんの書”を作ります。
それから30年後、謎の伝染病が世界中に流行るなど、世界滅亡の危機が訪れていました。
それは“よげんの書”の内容と酷似しており、事件の裏には謎の教祖“ともだち”が絡んでいることを知ります。
その“ともだち”が同級生の中にいることに気付いたケンヂは、かつての仲間たちとともだちの正体を追い、地球を救うため立ち上がります。

作品情報

監督は堤幸彦さんです。
『ケイゾク』『池袋ウエストゲートパーク』『TRICK』『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』シリーズなど独特の世界観、演出で次々とヒット作を世に送り出している監督です。

『本格冒険科学映画 20世紀少年』は、浦沢直樹さんによる漫画『20世紀少年』を原作として制作された日本映画のシリーズです。
2008年から2009年にかけ3部作で公開されました。

日本の劇場公開では3部作全てが複数の週にわたって週末観客動員数1位を記録し、最終興行収入は3部作総額で110億円にのぼった超大ヒット作です。

キャストも主演の唐沢寿明さんをはじめとして、豊川悦司さん、常盤貴子さんと主役級が勢ぞろい。
3部作で総キャスト300名という豪華さ!
原作とそっくりなキャスティングには驚かされました。

押し寄せる不安と謎

まず、第1章の子供時代に思いっきりノスタルジーを感じ、物語に吸い込まれてしまいました。
大阪万博が行われる1年前というと1969年ですね。
私はまだ小学校に上がる前だったのですが、父親が大阪万博に行ったということは覚えています。
しかもスリッパで…。
子供たちが秘密基地で過ごす風景は昭和の良き時代が思い出されます。

ケンヂたちも大人になるにつれ子供時代のことは徐々に薄れていきます。
しかし、自分たちが書いた「よげんの書」につづられた通りの世界の破滅を目の当たりにし、何かが起きていると察知します。

そして、周囲の人物の失踪や死をきっかけに異変に気付いたケンヂが黒幕である「ともだち」を突き止めるべく、幼馴染たちと共に立ち上がります。
「ともだち」とは誰?なんで?
世界を巻き込むほどの壮大な謎に挑むケンヂ達。
さらに「ともだち」の正体も物語が進むに連れ、二転三転します。
過去と現在が入り組んだ謎に、観ている私たちも翻弄されます。
不穏で不気味な空気が終始漂い、胸がざわざわします。
「ともだち」のシンボルがまた気持ち悪いんですよね。

果たしてケンヂたちは正体を突き止めることが出来るのか?
そして、事件を通じ過去と対峙したケンヂたちが見たものは?
「映像化は不可能」と言われたこの作品ですが、ダイナミックな映像で見ごたえがあります。
章が終わるごとに「次が観たい」という引っ張り方になっていますので、時間のある時に一気に見ることをお勧めします。



【本格科学冒険映画 20世紀少年『第1章 終わりの始まり・第2章最後の希望・最終章 ぼくらの旗』世界を破壊するその名は「ともだち」】
監督:堤幸彦
脚本:長崎尚志
福田靖(第1章)
浦沢直樹(第1章、最終章)
渡辺雄介(第1章、第2章)
原作:浦沢直樹
『20世紀少年』
『21世紀少年』(最終章)
出演者:出演者 唐沢寿明
豊川悦司
常盤貴子
香川照之
平愛梨
小池栄子
宮迫博之
宇梶剛士
古田新太
小日向文世
佐々木蔵之介
生瀬勝久
石橋蓮司
中村嘉葎雄
黒木瞳
製作年:2008年
製作国:日本

※画像はAmazonより引用させていただきました

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