川うなぎ

箱根の日帰り湯治と滋養料理「川うなぎ」でストレスを消し去さろう

とにかく疲れた時、いつもの日常から離れたい時、モヤモヤで頭がいっぱいの時、人間関係が上手くいかず一人になりたい時、そんな様々なストレスが溜まりに溜まった時、私はとっておきの秘密の隠れ家にやってきます。

その場所こそが、神奈川県箱根町の「天山湯治鄉」。

「今日は一日世捨て人」がキャッチコピーの日帰り温泉宿です。

建物内はのれんをくぐったら完全撮影禁止。温泉はおろか待合室などもNGです。
私は何度も来ていますが、パソコンを持ち込んでいる人はおろかスマホをいじっている人も少ないです。



天山温泉郷の素晴らしさ

訪れる人は純粋に「湯治」にきているんですよね。

天山の温泉は、温度と泉質の異なる野天風呂(露天)が男湯女湯ともに5つずつ。
贅沢にも源泉かけながしで、ちょっと熱めの温度に、入るとつるつるになる泉質。湯上り後も身体がポカポカと芯から温まり、冬でも湯冷めはしません。

私は夜も車で訪れることができるのですが、箱根の満点の星をみながら入る温泉もまた格別なんです。

温泉後の元気が出る滋養料理

ちなみに、天山には「楽天」と「山法師」という2つの食事処があります。

温泉で身体と心を癒やされまくった後は、どちらかでゆったりとしながら、食べたいものを食べるのが私のスタイル。世捨て人はカロリーなど気にしませんから(笑)

この日は、滋養料理が食べられる「山法師」にて「川うなぎ」をチョイス。
川うなぎは、愛知県三河一色から届く国産の活鰻のこと。

うなぎは川でしか取れないのに、なぜあえて「川うなぎ」?と思うかもしれませんが、「山うなぎ」と呼ばれる「自然薯・とろろ料理」が別メニューにあるための対比です。

川うなぎ

実際に運ばれてきたものがこちらですが、うな重としてはちょっと小さめだと思いませんか?

メニューにあるうな重は「松」が税抜3,950円、「竹」が税抜3,550円と、結構良いお値段です。
しかし、今回頼んだのは「梅」…ではなく「小梅」。

実は、お重もうなぎもご飯も通常のハーフサイズなので、税抜1,850円とお値打ち価格で川うなぎが食べられちゃうんです!
梅じゃなくて小梅というところが可愛いでしょ?

女性やお子さま、うなぎ以外の料理もたくさん食べたい方などにぴったりですよ。

愛知県三河一色の国産うな重

うなぎは注文を受けてから捌いてくれるので、出来上がりまで30分ほどかかります。
湯上がりのいい気分のまま、小上がり半座敷で足を崩して今か今かとうなぎを待ちます。

ようやく運ばれてきたうなぎからは、独特の食欲をそそる香ばしい匂いが漂っています。
天山のうなぎは、焦げ目を付けず、ふっくらとあめ色に焼き上げることにこだわっているそうです。見た目からして美しいっ!!

辛抱たまらず、うなぎを頬張ると、小ぶりながらも肉厚でふっくら柔らかく、少し甘めのタレがしっかりからみ美味しい~!!

この甘すぎずしつこすぎないタレの旨味が、鰻の味を最高にひきたてているんですよ。こういうのを食べちゃうと、ベタッとした味付けの外国産うなぎが食べられなくなりそう…。

お盆に乗せられた竹の容れ物の山椒を少々ふり、もう一口。あぁ…日本酒が飲みたくなる…。でも、運転が…。と、泣く泣く我慢。

そして、あっという間に食べ終えて食欲が満たされると襲ってくるのが睡眠欲(笑)
そんな時は、天山の中の「ざしきぼっこ」というお休み処で、ごろんと寝そべりほんの少しだけ仮眠を取ります。

これが心地よくて眠り過ぎちゃいそうになるので、バイブ機能でアラームをつけないと危ない危ない!

そして起きた頃には、私の中の陰鬱の影のようなものは綺麗さっぱり消え去っており、「あれ?一体何に悩んでたっけ?」状態にリセットされています。

そして、また現実世界、この世に戻ってきて明日からまたなんとかやり過ごしていけるわけなんです。

「ストレス解消のとっておきの秘密の隠れ家」は、人によって読書、美術鑑賞、ヨガ、映画などいろいろあるかと思いますが、積極的にどんどん増やしていきたいですね。

店名:滋養料理 山法師
神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋208 天山湯治郷 「ひがな湯治天山」内
※別途「ひがな湯治天山」の入湯料1,300円(大人)
営業時間:11:30~15:00 (LO 14:00)、18:00~22:00(LO 21:00)
定休日:水・木曜日
電話番号:0460-86-4126(予約不可)
公式サイト:https://tenzan.jp/projects-archive/yamaboshi/

※画像は一部、天山温泉郷公式サイトより引用させていただきました

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