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ジョジョ・ラビット

第92回アカデミー賞で脚色賞を受賞し話題になった戦争映画 「ジョジョ・ラビット」

夢中になること

ここ最近、息子はアニメに夢中です。

NetflixやAmazonプライム・ビデオで配信されている作品を網羅する勢いで視聴しています。

昨年、バスケ部をやめて少々方向性を見失い、荒れ気味だったので楽しみを見つけ、熱中してくれることは大いに結構。
夜通しアニメを見ていても遅刻せずに毎日学校に行っているので大丈夫かな?

何しろ自粛期間中もアニメ見たさに、山ほどあった課題を早々に済ませてしまったという、私の息子だとは思えない事を成し遂げてしまったので文句は言えません。
小学校、中学校の時は休み中の課題を最終日でも手を付けず、私の方が焦りで胃が痛くなっていた過去を思えばね。

アニメも観るだけではなく、声優さんや制作会社、スタッフなどにも精通し始め、もう立派なオタクになりつつあります。

でも、何かに夢中になっていても、やるべきことはきちんと先に済まし、自分を見失わず居るので成長したなと母は感動しています。

アニメのことを真剣に語る息子は目がキラキラしています。
どうやら今はアニメ以外に関心ごとはないようです。
もはや、洗脳状態。
でも一つだけお願いが…。
頼むから二次元の女の子を「嫁」というのはやめてほしい。
私も孫の顔が見たいので…。

さて、今回ご紹介する映画は「ジョジョ・ラビット」です。10歳のジョジョ少年が憧れ、崇拝するのは、なんと!アドルフ・ヒトラーです。

では、あらすじを簡単に

第2次世界大戦下のドイツに暮らす10歳のジョジョ。
空想上の友だちであるアドルフ・ヒトラーの助けを借りながら、青少年集団「ヒトラーユーゲント」で、立派な兵士になるために奮闘する毎日を送っています。
しかし、訓練でウサギを殺すことができなかったジョジョは、教官から「ジョジョ・ラビット」という不名誉なあだ名をつけられてしまいます。
そして、仲間たちからもからかいの対象となってしまう羽目に。
そんな中、母親とふたりで暮らすジョジョは、ある日家の片隅に隠された小さな部屋に誰かがいることに気づいてしまいます。
それは母親がこっそりと匿っていたユダヤ人の少女だったのです。

作品情報

監督・脚本はタイカ・ワイティティです。ニュージーランドの映画監督で脚本家でもあり、俳優、コメディアンとしても活躍されています。
ニュージーランドでは国内最高の興行収入をあげるなど、いくつもの記録を打ち立てている監督です。
ハリウッドでの初監督作はMCU(マーベルシネマティックユニバース)の「マイティ・ソー」シリーズ3作目『マイティ・ソー バトルロイヤル』。コメディ色強めで楽しめる作品ですよ。

主役のジョジョを演じたのは今作が映画初出演となったローマン・グリフィン・デイヴィスくん。撮影時11歳でした。

脇を固めるのは教官役のサム・ロックウェル、母親役にスカーレット・ヨハンソン。
そして、なんと、ジョジョの空想上の親友を演じたのは監督のタイカ・ワイティティです。

監督、楽しそうでなにより

舞台は第二次世界大戦末期のドイツ。
世界史においては負の遺産と言っても過言ではないのが、ナチスによるユダヤ人迫害。

そんなシリアスな題材をポップでユーモア溢れる作品に仕上げたタイカ・ワイティティ監督。
なにより本人がジョジョの空想上の友人を楽しそうに演じているのがいい。
この作品は第92回アカデミー賞で脚色賞を受賞しています。
ノミネートされた作品は『ジョーカー』や『ストーリー・オブ・マイライフ~私の若草物語』などです。並み居る強豪を抑えての受賞、納得です。

愛情に溢れたチャーミングで強い母を演じたのはスカーレット・ヨハンソン。
その圧倒的な存在感とレトロなファッションはとても素敵です。

ジョジョの家に匿われていたユダヤ人少女との交流は、そのうちお腹の中で蝶が羽ばたくようなむずがゆさを伴う淡い恋に変貌します。

それと共に悲惨な現実を目の当たりにするジョジョ。
幼いころからナチスに傾倒していた洗脳がほどけていく様を、ローマン・グリフィン・デイヴィスくんが映画初出演とは思えないほど、表情豊かに演じています。
この作品はジョジョという子供の目を通して、私たちが決して繰り返してはならない、忘れてはいけない歴史を突き付けてきます。

ユーモアと皮肉を巧みに混ぜ合わせた、反戦のメッセージも込められているのかもしれないですね。
戦争というシリアスな背景を持ちながら、ノリのいい音楽と愛すべきチャーミングなキャラクター達のコミカルな演技で、ラストはほっこりとした余韻で胸が暖かくなる作品です。

【ジョジョ・ラビット】
監督:タイカ・ワイティティ
脚本:タイカ・ワイティティ
出演者:ローマン・グリフィン・デイヴィス
トーマシン・マッケンジー
タイカ・ワイティティ
レベル・ウィルソン
サム・ロックウェル
スカーレット・ヨハンソン
アーチー・イェーツ
製作年:2019年
製作国:アメリカ

※画像はAmazonより引用させていただきました

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