東京/森アーツセンターギャラリー バスキア展 メイド・イン・ジャパン

森アーツセンターギャラリーで開催されている「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」へ行ってきました。
ジャン=ミシェル・バスキアは1980年代にN.Yを拠点に約10年活動した作家です。
ブルックリン生まれで高校中退の黒人アーティストが成功できるのは、ものすっごく低い確率ですから、彼は才能だけではなく努力家で運に恵まれた人物なのだと思います。

グラフィティ・アート(壁などに描かれる落書き)を、ただの落書きではなくアート作品にまで高めたのは素晴らしい功績だと思います。
しかし彼が27歳の若さでヘロイン中毒で亡くなったこと、90年代に当時のN.Y市長が街の落書きを消したことで劇的に治安が改善したことなど、芸術だけで全てを片付けるわけにはいかないのが難しいところです。
黒人アーティストだと言われることを嫌っていたにも関わらず、民族文化を色濃く表現している作品も多く、葛藤や差別、人種問題なども考えながら観るとより感じるものがあるかもしれません。
個人的にはバンクシーにもバスキアと似た感じを受けます。

場所:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
住所:東京都港区六本木6-10-1
開催期間:2019.9.21(土)~ 11.17(日)
※休館日9月24日(火)
開場時間:10:00~18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
料金:一般 2,100円
高校・大学生 1,600円
小・中学生 1,100円
公式サイト:https://www.basquiat.tokyo

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